コンパクトな物干しワイヤー『Pid4M』メリット・デメリット 設置する高さは?

水回り

私が家づくりをした中で、これはやってよかった!と思うことがいくつかあるのですが、その中の一つがベランダを作らない代わりに乾太くん(衣類乾燥機)を導入するということ。

・・・ベランダもあるし、乾太くんもあるよ!っていう人もたくさんいるとは思いますが。

我が家はベランダをなくして、完全部屋干しの生活を選択しました。

ベランダを作らない選択をしたことで、洗濯の利便性が下がるかと思いましたが、衣類乾燥機の乾太くんと室内物干しワイヤーを併用して採用して、かなり暮らしが便利になったと実感しています!

今回は、その中でも室内物干しワイヤー 森田アルミ工業の【Pid4M】に焦点を当てて正直レビューをしていきたいと思います!

Pid4Mは収納性・デザイン性が高いが、設置場所に制限もあり

まずは端的に結論から。

Pid4Mは、他の色々な室内用の物干し竿と比較しても収納性が高く非常にコンパクトになります。

また、デザイン性も高くスタイリッシュな見た目なので、生活感が出にくく見た目を重視したい人にはかなりおすすめです。

天井や床に物干し竿があると、空間に圧迫感が出てしまいがちですが、Pid4Mは壁付けになるので、そのような圧迫感がないのも嬉しいポイントです。

一方で、取り付けには柱や下地のある丈夫な場所でなければ設置ができません。(石膏ボードだけの壁はNG)

また、ワイヤーを張って使用するので対面する二か所に設置できるスペースが必要になります。

あらかじめ取り付け位置に下地などを入れておくか、設置可能な壁が対面で存在しているかどうかなど確認する必要があります。

ワイヤーは4m、耐荷重10㎏と割と強度も長さもありますが、実際に使用してみると家族全員分の洗濯物を干すには不向きだと感じました。

我が家のように衣類乾燥機をメインで使用して、乾燥機に入れられないようなものだけを干すといった補助的なポジションで使用するのであれば、かなりおすすめです。

室内干し生活を選んだ理由

そもそもベランダってなんのためにあるんだろう・・・と考えたときに、主には洗濯物を干すスペースという役割があります。

その他にも周辺環境や立地によっては、ガーデニングをしたりベランピング(…おしゃれ!)を楽しんだりする人もいるかもしれませんね。

色々な活用方法があるベランダではありますが、私たちは以下の理由があってベランダをなくして室内干し生活を選びました!

もし、理由に共感したり、同じような悩みがある人はPid4Mを選ぶと生活の役に立つかもしれません。

周辺環境を考慮して

ただ、我が家の場合ベランダに洗濯物を干すと周囲の環境(線路が近い)の影響から洗濯物が汚れてしまう可能性があり、出来るだけ外に洗濯物を干したくないという考えになりました。

そして選んだ室内干し生活。

ベランダを作らないという選択をしたぶん、建築コストやメンテナンス費用の削減になったほか、掃除や管理の手間が省けました。

更にはベランダがないことで外観もよりスタイリッシュになるというメリットもあり、今のところ後悔していることは全くありません。

衣類乾燥機を導入して、家事の手間を減らしたい

室内干し生活を選んだ一番の理由が、家事の手間を減らしたいということ。

家づくりの段階で、ハウスメーカーの営業さんが

乾太くんは、ほんっっとにおすすめです

と力説してくれました(笑)

営業トークなどではなく、家事がラクになるから採用した方がいいものナンバーワンだ、とゴリ押しされました。

実際に口コミなどを見ても、衣類乾燥機があるとかなりいいとみんな言っているので、衣類乾燥機を導入するということは最優先事項として即決しました・・・(笑)

洗濯物を干す、取り込む・・・という家事がなくなるなんて、本当にありがたい!

絶対に手放すことの出来ない家電です・・・!

家事動線を便利にしたい

上の家事の手間を減らしたい、ということにも関連していますが、家事動線を便利にしたいということも室内干しを選んだ理由でもあります。

生活動線や家事動線を考えたときに、洗濯物を干すという一連の流れが面倒・・・

(水回りが一階にあるのか、二階にあるのかでも大きく変わってはきますが)

  • 1階で洗濯機を回す
  • 2階のベランダに持って行き、干す
  • 取り込んで畳む
  • クローゼットなどにしまう

という基本の流れがありますよね。

洗濯物を干したり取り込んだりするために1階・2階を行き来する・・・という動線をなくしたかったのです。

Pid4Mを使ってみた正直な感想

では、実際にPid4Mを使用してみた感想について書いていきたいと思います。

使用しないときにスタイリッシュかつコンパクトに収納出来て最高

やっぱり、一番に採用してよかった!と思うのは、デザイン性の高さと収納性ですね。

上にも書いたように、基本的には大半の洗濯物は衣類乾燥機を使って乾かしてしまうので、干すものは少ないです。

ただ、デニムなどの乾燥機がNGのものやシワになりやすいシャツなどは乾燥機には入れずに干しているので、そういった少量の洗濯物を干すのには助かっています。

使用頻度は高くないので、常に物干し竿が出ているような状態の空間にはしておきたくない・・・と前々から思っていたのですが、Pid4Mは収納していてもスタイリッシュで邪魔にならない。

こっちがワイヤーを収納している方。

そして、ワイヤーを引っ掛ける方。

言われなければ気づかないような存在感のなさで、生活感も出ないのが本当によかったと思っています。

設置場所に制限あり 我が家は乾燥機の扉と干渉する結果に

そもそも壁に下地がなければつけることができない、という時点で賃貸に住んでいる人には不向きな商品かもしれません。

壁に穴を開けても大丈夫という人はよいのですが、それでも強度のある壁に2か所設置する必要があり設置場所に自由度があまりないというところはデメリットかもしれません。

実際に我が家は、脱衣所に設置しましたが設置できる場所は一か所のみで、選択肢がありませんでした。

Pid4Mを設置するときの高さとして推奨されているのが床から170㎝以上・・・ということで、設置するときに乾燥機の扉と干渉するということになりました。

実際の様子がこんな感じです。

設置する前に分かっていたことで、納得したうえで設置しているので問題はありません。

洗濯物を干したまま乾燥機を開けることができない・・・ということになりますが、今のところ困ったという経験はないです。

きっとあらかじめシュミレーションして納得している、という点が大きいのだと思います。

設置する前には、干渉するものが周囲にないか、実際に日々の家事の動線を思い返して考えてみるということが何より大切だと思います!

耐荷重は10㎏と強度は十分だが、ワイヤーはたわむ

Pid4Mのワイヤーは4mと長さも十分あり、家族全員分とはいかないもののしっかりと洗濯物を干すことができます。

ワイヤー自体も、ロックすることができるので物凄く垂れ下がってしまうということはありませんが、ワイヤーの中心になればなるほどたわみます。

ワイヤーにかけたときに、滑りやすいようなハンガーを使用している場合にはハンガーが滑って、洗濯物の重さでどんどん中央に寄ってくる可能性もあります。

今のところ通常のハンガーを使用してワイヤーに引っ掛けていますが、大量のものを干すことがあまりないので中央に寄ってくるということはありません。

山崎実業のランドリー収納併用でPid4Mの出番が少ない

これまで書いたように、Pid4Mは我が家では補助的な用途で使用しています。

ほとんどの衣類は乾燥機で済ませてしまうから、ということもそうですが山崎実業のランドリー収納を使用することが多いからです。

衣類乾燥機を置いている棚にフックで引っ掛けるような構造になっています。

こんな感じで洗濯機の上のデッドスペースとなりがちな空間を有効活用しています。

ハンガーを引っ掛けることはもちろん、洗濯洗剤やファブリーズなどのスプレーボトルも引っ掛けています。

我が家では、このワンハンドタイプのボトルがとても便利なので洗濯洗剤だけではなく、柔軟剤やハイターなども同じボトルを使用しています。

ボトルを空にするまで少し時間はかかりますが、全て同じ形状のボトルにすることでより見た目もスッキリするし、何より全部ワンハンドで手間なく洗剤を入れることができるのが気に入っています。

・・・と、すっかりボトルの話になってしまいましたが、山崎実業のランドリー収納が便利だという話。

トップスや子どもの衣類などは何着か干すことができるので、乾燥機に入れない分程度であれば割とこのスペースで事足りています!

ランドリー収納の詳細については、別の記事にも書いていますのでチェックしてみてください!

Pid4Mで後悔するポイントは、設置する高さ

Pid4Mを採用した人で、後悔した・・・というのが設置する高さの問題。

Pid4Mは、壁に取り付けるタイプなので、一度設置してしまうと簡単に高さを変えることができません。

Pid4Mをしている間は、ワイヤーが設置した高さに張っている状態になるので、万が一動線上に設置しようとするのであれば、高さを間違えないようにしないといけません。

人の往来が激しい場所にかからないようにするということと、床からどのくらいの高さに取り付けをするか、ということをよく検討してください。

身長や使用目的に合わせた取り付け高さの目安

取り付ける高さは、自身の身長や使用目的に合わせると使いやすいと思います。

森田アルミ工業(公式)の推奨は床から1700㎜以上

まずは公式が推奨している取り付け高さはというと、床から1700㎜以上です。

以上・・・ということなので、それよりも高い位置に設置することを推奨しているということです。

1700㎜であれば、小柄な人であれば下をくぐっても引っかかることはありません。

ただ、壁に取り付ける場所さえあれば高さの調整は可能性です。

洗濯物が邪魔にならないのは1800㎜~1900㎜

1700㎜に設置して洗濯物を干すと、ハンガーに掛けた洗濯物は意外と下の方まで下がってきます。

ワンピースなどの長さのある洗濯物もあるので、より洗濯物が邪魔にならないように1800㎜~1900㎜で取り付ける人も多いようです。

小柄な人でも、これくらいの高さであれば手を伸ばして届く高さなのでおすすめです。

布団などの大きなものを干す可能性があるなら2000㎜前後

布団などの大きなものを干す目的がある場合には、2000㎜前後の高めの位置に設置した方が良さそうです。

2000㎜だと高めの設置にはなるので、身長160㎝の人であれば背伸びをしてギリギリ手が届くくらいになります。

私は身長が低めなので、2000㎜の高さに設置してしまうとハンガーに掛けた洗濯物はギリギリ届くかもしれませんが布団類などを干す場合には踏み台があった方がラクかもしれません。

2000㎜であればほとんどの人がワイヤーの下を行き来しても引っかかることはなさそうです。

が、前述したように洗濯物を干すのが少し大変になってしまうかもしれません。

我が家は1750㎜に設置 もう少し高めでも良かった

私の身長を考慮して、我が家では1750㎜に設置しました。

なぜこんな中途半端な位置に指定したかというと、ワイヤーの位置を床から1700㎜程度にしたかったからです。

分かりやすく言うと、Pid4M本体の中心が1750㎜にくるように設置するようにしたのです。

Pid4Mの本体を見ると分かりますが、ワイヤーが出る場所は丸いつまみのようなものがついている下の部分になります。

Pid4Mの本体の大きさが、縦12㎝くらいあるので床から1700㎜の位置に設置してしまうとワイヤーが出てくる位置が更に下に下がって1650㎜くらいの高さから引っ張ることになります。

洗濯物を干すと、重さでワイヤーが多少たわむため、実際に使用するとワイヤーは更に下に下がってきます。

実際に使用したときのワイヤーの高さを考慮して、1750㎜の位置に設置することをお願いしたのです。

が!

実際に使用した正直な感想としては、1850㎜くらいに設置してもよかったかな・・・と思います。

身長が160㎝もないので、あまり高いと使いづらいかな・・・と思った結果ですが、実際はもう10㎝上がった位置でも問題なさそうです。

むしろ洗濯物がもう少し高い位置にあった方がより使いやすいのかな・・・とも思います。

また、設置をお願いする場合には、Pid4Mの中心部のことなのか、下端のことなのかをハッキリさせておかないと、かなり使用感が変わってきてしまうので十分に注意してください。

(例:私たちはPid4Mの中心部が1750㎜になるように・・・とお願いしました)

まとめ

今回は、スタイリッシュな室内用の物干しワイヤー 森田アルミ工業の【Pid4M】についてレビューしてみました。

洗濯物は基本、衣類乾燥機を使用しているため補助的な役割の物干し竿として、何を採用しようかな・・・と悩んでいましたが、収納性の高さと見た目のスタイリッシュが決め手となり、Pid4Mを設置することにしました。

Pid4Mは壁に取り付けるタイプなので、床からどのくらいの高さに設置するのかをきちんと考えて設置する必要があります。

公式で推奨しているのは床から1700㎜以上ですが、自分の身長を考慮して1750㎜に設置して使用しています。

使い勝手は悪くはありませんが、ワイヤーがたわむことなどを考えると、もう10㎝高い1850㎜に設置しても十分に使えたな・・・と思っています。

大きなものや長さのあるものを干すという使用目的がある場合には、更に高い位置に設置した方が使い勝手はよくなると思います。

自分の身長や使用目的によって設置の高さは変わると思うので、よく検討してから設置の位置を決めましょう。

多少ワイヤーがたわむことはありますが、大量に干すことはないので不便に感じたことはありません。

下地の入っている壁などにしか設置できず、また設置するには2か所の対面する4m以内の場所が必要になります。

設置できる場所に制限があるので、注意してくださいね。

Pid4Mは、シンプルで洗練されたデザインと、必要なときだけ使える機能性が魅力の室内物干し。

使わないときはワイヤーを本体に収納できるため、生活感を出さず、空間をすっきりと保てることが他にはない最大の魅力です。

ミニマルなデザインではあるものの、日常の洗濯物からシーツやタオルケットまでしっかり干せるので機能性も十分。

デザイン性と実用性のバランスに優れたPid4Mは、「見せたくないけど必要」な室内干しをスマートに解決してくれる、暮らしに寄り添ったアイテムです。

シンプルでスタイリッシュな生活にしたい人には特におすすめです!

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