今回はテレビボードを自作する上で準備するものを紹介していきます。
テレビボードを自作、といっても作るものによって必要になる材料や工具は変わってくるので、前回の記事で書いた我が家と同じタイプの無垢材を使用したオープン収納のテレビボードを自作する場合を書いていきたいと思います。
同じようなデザインのテレビボードを自作しようと思っている方の参考になれば幸いです!
必要な材料
- タモの集成材(4200mm×500mm×25mm)
- 塗料(クリア塗装、仕上げ用の艶消し塗装を各2本ずつ)
- ビス(必要な本数)
- アイアンの脚×3台
必要な道具
- サンダー
- 紙ヤスリ(100~400番くらいまで、とにかく大量に必要)
- 刷毛
- インパクトドライバー
- ガーゼや布巾など
- ブルーシート
- 板を乗せる台(角材などの端材でOK)
- 塗料を入れるバケツ
- 養生テープ
- マスキングテープ
- 軍手
実際に使用したもの、費用について
集成材
まずは一番費用がかかるのが集成材などの木材。
前回も記述しましたが、テレビボードにするためにはある程度の強度が必要になるので、最低でも25㎜ほどの厚みが必要になります。
我が家ではオーク材の床材に合わせてタモを選択しました。
我が家では近所のホームセンターで上記の倍の長さの集成材を購入してカットもしてもらいました。
4200㎜×500㎜×25㎜の板で金額的には25000円でしたが、結局1800㎜×430㎜×25㎜に加工してもらったので、直線カットと面取りの加工料で750円ほどかかりました。
塗料
私たちはタモの集成材の色味を出来るだけ生かしたかったので、クリア塗装にしました。
ただ、そのままクリア塗装をするとニスの艶が出てしまい、床の雰囲気と合わなくなってしまうので、仕上げに艶消しの塗装をしたので二種類の塗料を使用しました。
この透明クリアの塗料は、下塗りの過程で何度も塗りなおすので、300㎖1本では足りませんでした。最終的には板2枚分を塗りきるためには2本使用しました。
そして、つや消しの塗料は最後の仕上げに2度塗ったのですが、板2枚分塗装しても300㎖1本で足りました。
塗料については、水で薄めて使用することができるので、少し足りないかな?粘度があって塗りづらいな…というときには調整しながら使用することができます。
アイアンの脚、ビス
私たちが採用したものとは別のものになりますが、イメージとしてはこんな感じのものを採用しました。
430㎜の奥行にしたので、市販品では板の幅が合わないということと、1800㎜という横幅であれば強度的には脚が3台は必要だったので私たちはメルカリでオーダーをして作ってもらいました!
仕上がりについては、少しムラがあったものの、自分たちのオーダーしたサイズにしてもらえた点はよかったと思います。
もし、まだ板のサイズ加工をしていないようだったら、市販のアイアンの脚のサイズに合わせて板を加工するのもオススメです!
万が一、何か不具合・ミスなどがあったとき、オーダーのものだと取り返しがつかないというデメリットがあるからです(笑)
ビスについては、太さと長さが合っていれば皿ねじでもトラスねじでもどちらでも可です。
我が家ではビスが目立たないように超低頭ねじを採用しました。
ただ、実際に使用してみて、低頭ねじだろうと、普通の皿ねじだろうと大きな差はなかったな…と思います。
サンダー
ホームセンターでは色々なサンダーが売っていますが、我が家では比較的安価なサンダーを使用しました。
1万円台などの商品もたくさんありますが、正直これくらいの値段のものでも十分使用できました。
…どんな商品を選んでも、サンダーで作業するときにはかなり音が鳴ります!
夜中などは騒音を気にして手作業でやろうかと試みたこともありますが、
絶対にサンダーは必要です!
木のざらざらとした質感が全く気にならないなら、軽めにヤスリをかけても形にはなるかもしれませんが、仕上がりにこだわりたいのであれば必須です。
サンダーを使用するにしても、使用しないにしてもヤスリかけは必要な工程になるので、どっちにしてもヤスリをかけるのであればサンダーはあったほうがいいと言えます。
サンドペーパー
サンドペーパーにもたくさんの種類がありますが、我が家で使用したのは100~400番のサンドペーパーで、サンダーの大きさに合わせてカットして使っていましたが、それぞれ5枚ずつ買っても全然足りずに何度も買い足した記憶があります。
ちなみに作業の工程で板を水に濡らしながらサンダーをかけるので、耐水のサンドペーパーも購入しましたが、正直普通のサンドペーパーで全然事足りると思いました。
インパクトドライバー
インパクトドライバーは最終的に板の塗装が終わり、アイアンの脚を取り付けるときに使用します。
…が、ここで注意が必要なのはアイアンの脚の形状によっては(ちなみに上記で挙げたアイアンの脚でも)別売りのL型アダプターが必要になることがありますので、注意してください。
費用の合計は…
ここまで紹介したものだけ購入したとしても最低でも65000円はかかります。
こまごまとしたものについては足していませんので、これ以上かかるものとみてよいでしょう。
そうなってくると以前モダンな家におすすめテレビボードでも紹介したような、市販のテレビボードを買ったほうが安く済む場合もあります。
次回の記事で作業の工程を詳しく紹介していきますが、テレビボードの自作は決して安くはなく、作業自体も簡単な内容ではありますが、決して楽な作業ではありませんでした・・・!
次回、テレビボードを自作する手順 part1もぜひご覧ください。
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