雨の日や寒い季節でも、安心して子どもと一緒に思いきり遊べる場所を探している方に朗報です!
宮城県名取市にある「イオンモール名取」に、県内最大級の無料屋内遊び場『なとりパーク』がオープンしました。
土日を中心に、まだまだ予約を取るのが難しい状況が続いているのですが、ようやく行くことができました~。
この記事では、なとりパークの特徴や魅力、予約方法、利用ルール、実際の体験レポートまでをまとめて紹介します!
なとりパークとは?名取市×イオンモールの官民連携プロジェクト
「なとりパーク」は、イオンモール名取が設置し、名取市が運営を行う民設公営型(官民連携)の子育て支援施設です。
イオンモール2階・3階の吹き抜け空間を活かした開放的な設計で、2025年3月にオープンしてから無料で利用できる県内最大級の屋内遊戯施設として話題を集めています。
親子のふれあいと地域の交流を目的に誕生した、なとりパーク。
「木育」と「ネットパーク」という2つのエリアで、感性と体力の両方を育む工夫が詰まっていました。
まずは施設の基本情報から。
なとりパークの基本情報
なとりパークは、上でも触れたようにイオンモール名取の中にあります。
イオンモールなので駐車場はもちろんたくさんあります。
公共交通機関を使う場合、仙台空港アクセス線の杜せきのした駅で下車すればすぐ目の前です。
場所 | イオンモール名取 2階(名取市杜せきのした5丁目3-1) |
営業時間 | 10:05~18:05 ※完全予約制 |
利用料金 | 無料 |
対象年齢 | 0歳〜小学6年生まで |
休館日などについては、なとりパーク公式SNSで事前に告知されるようです。
なとりパークの詳細は、名取市公式ホームページに掲載されています
利用方法・予約制について
なとりパークは完全予約制です。
1クールにつき子ども50名まで、1回45分(遊び時間35分+清掃10分)となっています。
2025年10月から予約システムが変更となっており、専用サイトから予約することが可能です。
予約が完了すると、メールで予約番号などの詳細が送られてきます。
予約のキャンセルや、(予約枠が空いていれば)日時の変更などは予約時のメールで簡単にできます!
予約枠は第1クールから11クールまでありますが、施設がオープンした直後の第1クール(10:05~10:40)と、第2クール(10:45~11:20)は比較的人気な時間帯のようで予約が埋まりやすいようです。
雨の日や土日は予約がいっぱいになってしまう可能性があるので、早めの予約がおすすめです!
実際の施設の様子
では実際の施設の様子などについて紹介します。
なとりパークは、イオンモール名取の2階・3階部分を使った構造になっています。
それぞれのエリアで木育ゾーン・アスレチックゾーンとコンセプトが分かれていました。
2階は、宮城県産・名取市産の木材を使用した木育エリア
木の香りや手触りに包まれながら遊べる空間で、自然と親しみ、感性を豊かにするというコンセプトの木育ゾーン。
床や壁などにはデジタルサイネージが取り入れられていて、触れると音や映像が変化する仕組みになっています。


壁の色々なところにもデジタルサイネージが。
よちよち歩きの小さな子どもに見やすい、低めの位置にあることで思わず歩いて触れたくなる仕掛けになっていました。

ちょっとした坂道があるので、歩くことが楽しい!体を動かして遊びたい!という小さな子どもにはちょうど良さそうです。
芝生のエリアも少しだけあるのですが、そこにはボーネルンド製の大型の遊具が。

数は2個しかなく、エリアもそこまで広くはないので周りに注意して遊ぶ必要があります。
小学生にもなると、かなりダイナミックに遊ぶと思うので周りで過ごす小さなお子さんが怪我をしないように、きちんと見守る必要がありそうなエリアです。
3階は、アクティブに体を動かせるネットアスレチックエリア
2階の木育エリアは、どちらかというと小さな赤ちゃん向けのエリアの印象がありましたが、3階は全く異なるアクティブなエリアになっていました。
高さ7メートルのネットスライダーや、2層構造のアスレチックなど、子どもたちのワクワクを引き出す仕掛けが満載でした。

3階のネット遊具は、3歳以上の子どもが対象です。
3歳未満のお子さんは、保護者が同伴でも使用することはできません。
また、小学6年生以上も利用できません。
保護者も登ることはできませんので、ご注意ください。

・・・ということで、大人は木育ゾーンから見守ります。
上を見上げると、ネットが広がっています!
凹凸のあるネットフロアで、多少ゆらゆらすることや下が見えるような構造になっていることで最初はちょっと怖がっていた我が子でした。
ただ、3階エリアには店員さんがついていてくれるので、何かあったときなどにはすぐに対応してくれます!
ネットゾーンの目玉とも言えるネットスライダーは、少し滑り方にコツが要りますが、丁寧に教えてくれていました。

そして見事に、ネットスライダーに大ハマり!
ネットなのに滑りがとても良く、結構なスピード感でした。

写真では分かりづらいですが、ネットゾーンは2層構造になっていて、3階部分よりも更に上の部分があります。
バルーンなどが用意されているので、それで遊ぶことはもちろん、とにかく走り回るだけで楽しそうな空間になっていました。
ゆらゆらと不安定なネットの上で遊んでいるだけで、自然とバランス感覚や体幹を鍛えられそうです。
利用ルールと注意事項
ここまで実際の写真を載せましたが、利用にあたっていくつか注意事項がありました。
ネット遊具で遊ぶ時には靴下着用は必須
ネット遊具で遊ぶときには、怪我を防止するという観点から靴下の着用が必須になります。
5本指ソックスもNGで、靴下を忘れてしまった場合にはなとりパーク内にある販売機で靴下を購入する必要があります。

靴下屋(tabio)の靴下のようですが、1足500円ということで割高です・・・。
サンダルで過ごすことの多い夏場以外は忘れることはなさそうですが、余計な出費にならないように気を付けてください。
スカートでの利用は禁止
また、安全・防犯上の理由からスカートでの利用も禁止されています。
スカートの中にレギンスやスパッツ・タイツなどの着用がある場合にはOKとのこと。
大切なお子さんを守るためにもルールは守りましょう!
飲食は所定の場所で
飲食についても制限されており、木育ゾーン・ネットゾーンでは禁止されています。
水分補給であっても、一度靴箱などがある入り口付近まで行く必要があります。
また、蓋付きの飲料のみOKというルールもありますので、施設を利用される場合にはご注意ください。
子どものみの利用は不可
小学6年生までを対象とした施設になりますが、何歳であっても子どもだけでの利用はできません。
必ず保護者の同伴が必要となります。
付き添いの大人のために木製のベンチがあるほか、ヨギボーなども置いてありました!
見守りのための同伴なので、スマホを眺めていればいいというわけではありませんが、ヨギボーに座りながらゆったりと待つことができます。
その他
- 突然の嘔吐などを避けるため、食後2時間以内の利用は控える
- 発熱・体調不良時は利用不可
- 施設内での食事は禁止
- 紛失や事故については自己責任
こうしたルールのおかげで、施設内はゴミなどもなくとても清潔感がありました。
靴箱・ロッカー完備
施設は新しいこともあり、とてもきれいでした。
靴を脱いで利用する施設ですが、靴箱はしっかりとスペースがありました。

また、貴重品などを入れるロッカーも。

おむつ替えスペースや授乳室、トイレはありません。
施設を出てすぐのところにイオンのトイレがあるので、そちらを利用することになります。
実際に遊んでみて感じた正直な感想
では、実際に1クール45分で遊んでみた感想について。
仙台をはじめとして、宮城県には遊び場がとても少ないです。
以前にも書いた、イーレ!はせくら王国や、こじゅうろうキッズランドは時々遊びに行きますが、どちらも低価格帯ではあるもののお金がかかります。
なので、なとりパークのように無料で遊ぶことができる屋内施設はとてもありがたいと思いました!
イオンモール名取の中にあるということで、予約は必須になりますが買い物ついでに気軽に寄ることもできますし、遊び終わったあとにはフードコートやレストラン街などで食事をするなど時間を効率よく使うことができるのも嬉しいポイントだと思いました。
雨の日や寒い日、暑い日に関係なく利用できる施設ということでまだまだ人気は続きそうです。
明るい雰囲気と、店員さんも丁寧でまた行ってもいいかなと思えました。
一方で・・・無料で使うことのできる施設なので、あまり贅沢は言えませんが施設は広くはありません。
1クール50名定員とあるように、こじんまりとした空間になるので、思いっきり体を動かして遊びたい!という子どもには少し物足りないかもしれません。
また、ネットの遊具は大人が同伴することができませんので、近くでサポートが必要な子や自力で登ったり遊んだりすることが難しい子は正直遊ぶものはほとんど無いと思います。
3歳以上の子はネットゾーン、3歳未満の子は木育ゾーンとなんとなく年齢で遊ぶ場所は分かれるかもしれません。
ただ、どちらの年齢の子どもにとっても少し遊ぶ場所や遊び方のレパートリーが少ないので30分もあれば満足して遊び終わる規模だと感じました。
なとりパーク以外の遊び場・施設
なとりパーク以外にも、天候に左右されず遊びに行ける場所について他の記事でまとめていますので紹介します。
まずは、イオンモール仙台上杉にオープンした学研とのコラボ施設。
こちらは子どもは500~1100円で遊べる施設ですが、付き添いの大人は無料。
学研とのコラボ施設ということで、東北初となる遊び場で遊びながら図鑑や生き物、化学の不思議に触れることができます。
なとりパークと同じく、木育に力を入れているのがイーレ!はせくら王国。
こちらもお金がかかる施設ではありますが、木のぬくもりを感じられるたくさんのおもちゃがあります。
対象年齢などはありませんが、未就学児などの小さな子どもが楽しめそうな施設です。
親子でじっくりゆったりと遊びたい人にはおすすめの遊び場です!
意外と忘れがちなのが、科学館。
リニューアルをしてからは、展示がさらに見やすくなりました。
小さな子から大人まで、思わず触れて試したくなる展示がたくさんあります。
・・・こう比較してみると、それぞれの施設に良さがありますね!
ただ、無料で遊べるというのは宮城県内では珍しい【なとりパーク】。
予約さえすれば、買い物の合間に立ち寄ることもできますので、まだ行ったことのない人はぜひ行ってみてください♩
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