新居で生活して二年目。
前回の記事でも書いたように、風呂もキッチンも使ったあとに拭き上げる程度の掃除をして汚れがたまらないように気をつけて過ごしているのですが・・・
キッチンの天板やIHを拭いて掃除していたときのこと。
・・・ん?
パキ・・・パキ・・・
なんの音だ・・・?
この時は、IHのフレームか何かが拭いていることによって軋んで鳴っているのか?と思い、深く考えずにいたのですが。
翌日にも同じように料理をしたあとに拭き掃除をしていたら
パキパキ・・・パキ・・・
同じような音が。
昨日も鳴ってたけど、なんだ・・・?
IHのトッププレートを触ってみると・・・
なんで・・・!割れてる・・・!
割 れ て い る ・・・!
日立 HT-M6K
今回割れてしまったのは、日立のM6シリーズの中でも【HT-M6K】の2口IHとラジエントヒーターのものです。
使い始めて二年も経っていないのに・・・なぜ・・・
IHクッキングヒーターが割れる原因
ではIHが割れてしまう原因は何なのか。
トッププレート自体は耐熱強化されたガラスで出来ているものなので、通常使用で壊れることはないのですが傷をつけてしまったり、空焼きをしてしまったり、強い衝撃を与えると割れてしまうことがあるようです。
今回は加重が原因か?それとも熱ショック?
もちろん、サンドペーパーや金属製のたわしなどで傷をつけたわけでもないですし、空焼きもしていない。
フライパンや鍋を落として、強い衝撃を与えた記憶もない。
・・・強い力で拭きすぎた???
確かに、ガラス製品なので体重をかけてしまったりすると割れてしまうことは考えられる。
そしてもう一つ考えられる原因は熱ショックだ。
調べてみると、ガラストップは熱に敏感で急激な温度変化に脆弱であるということ。
例えば、熱い鍋をガラストップに置いたまま、それを急に冷たい水や冷却材などで冷やしてしまうとガラスが収縮する速度が異なるために割れてしまうことがあるということでした。
もしかして・・・
調理前の冷凍した食材をガラストップに直接置いたりするということがよくある。
その後すぐにフライパンを温めて調理をしたことがあるかと言われると、記憶は定かではないですがガラストップの温度変化に気を配っていたかと言われるとノー。
熱ショックでガラストップが割れてしまった可能性も大きい・・・。
ガラスが割れても使用できるのか
万が一、ガラストップが割れてしまったらそのまま使用できるのか。
IHは毎日料理で使うものですから、突然使えなくなってしまっては困りますよね。
ただし、やはり使うのはNGです。
- 感電
- 過熱
- 異常動作
- 怪我
などの危険があるので、割れているのを発見したら使用をやめなければなりません。
吹きこぼれた水分が割れた個所に入り込んでしまったりすると、ショートしてしまったり火災に繋がってしまったりと、結果的にさらに状況を悪化させることにしかならないからです。
早速修理を依頼
ということで、突然IHが使用できなくなってしまったので、早速修理を依頼することにしました。
保証書を確認
まずはどこに連絡すればいいのか。
IHの保証書を確認すると、日立によるメーカー保証は一年。
我が家は二年目に突入しているので、メーカーの保証は使えず。
ただし、保証書によると故障や修理などについての問い合わせは販売店に、ということ。
販売店というのは、我が家の場合ハウスメーカーでした。
保証書にも【販売店】という項目があるので、一度確認してみるといいでしょう。
販売店であるハウスメーカーに連絡
保証書に販売店であるハウスメーカーに問い合わせを、と明記されていたので早速ハウスメーカーに連絡をしました。
IHが割れてしまいました・・・と。
すると早速、アフターサービスの担当者から連絡が。
ガラストップに物を落としてしまったりしましたか?
いいえ、落としたことはありません
分かりました。そのような場合は、ハウスメーカーの5年保証が使えるので費用負担はなく修理可能ですよ
・・・良かった~!
どうやら日立のメーカー保証は期限切れだが、ハウスメーカーの製品5年保証は使えるので、修理代などはかからないということ。
ただし、物を落としてしまって破損などの通常使用外の破損は保証の対象外になるようなので、気をつけましょう。
メーカーと修理日時を調整
ハウスメーカーを通して、修理について今度はメーカーの担当者と電話で日時の調整。
ここでも
通常使用での破損ですか?何か落としてしまいましたか?
物は落としていません
という確認がありました。
数分のやりとりで日時が決まり、2~3日のうちに修理に来てくれることが決まりました。
修理担当者が部品の交換を
修理担当者が部品を持って来てくれました。
破損の状況を確認すると、特に色々と聞かれることもなく作業に取り掛かってくれました。
IHの本体ごと丸っと交換なのかな?と思っていましたが、どうやら今回はエラー表示などもなくトップガラスが割れてしまっているだけなのでガラスの交換だけで済むようです。
インパクトドライバーで固定している部品を外して、ガラス面とシルバーのフレーム部分だけを外して新品に交換してくれました。
作業時間は20分もかからず、あっという間に終わりました。
黒いガラストップと、シルバーのフレーム・タッチパネル部分が新品になりました!
実費の場合の費用は
今回はハウスメーカーの保証が使えたので、私たちの費用負担はありませんでした。
また、作業終了後の明細書によると、同一部品が3か月以内に破損した場合にも無償で修理が可能だということ。
もちろんこの場合にも、物を落としたなどの通常使用外での破損は保証外になりますが、それでも万が一初期不良などがあった場合にも安心ですね。
では、保証対象外の場合いくらかかるのか。
ガラストップは2万~4万
相場を調べてみると、今回のようなガラストップの交換はサイズによって変動がありますが、部品だけで2万~4万円程度が相場のようです。
さらに修理・交換をメーカーや業者にお願いをするとなると、出張費や作業費として+2万円ほどかかってくると見込んでおいて良いでしょう。
どうしてもガラス製のものは高額になってしまうようです・・・。
修理が高額なら新品に買い替えもアリか
ガラストップの交換だけでも5~6万円ほどかかってしまうなら、いっそのこと新品を買ってしまおうか。
そんなふうに考える人もいるかもしれません。
実際新品のIHに交換する場合、モデルや機能によって大きく幅があります。
安いものでは6万円程度から、高性能のものやサイズが大きいものになると数十万するものも存在します。
また、自分で交換する場合などを除いて、工賃や古いIHを撤去する場合の処分費用なども加わってくるので加味して考えましょう。
8年程度使用しているものなら新品に交換がおすすめ
修理か買い替えか・・・と悩んでいる場合、使用している年数を参考に考えてみるといいと思います。
一般的にIHの寿命は10年程度と言われています。
耐用年数は10年ですが、メーカーで交換部品を保管しているのが大体8年ほどと言われているので、もし今使っているIHが8年以上使用しているものだとしたら、破損している部品を交換したとしても今度は寿命によって他の個所に不具合が出る可能性もあるかもしれません。
修理を選択した場合、短期的なコスパは良いかもしれませんが、修理後にあとどれくらい使用することが出来るのかを考えたときに、場合によっては少し費用をかけても新品に交換してしまった方が長期的なコスパが良い場合もあるからです。
修理、交換後におすすめのもの
まずはフレームの隙間にスキマフィル
破損した個所を修理したり、新品に交換したあとにやりたいことと言えば、スキマフィル!
破損してしまったIHにも、きちんとやっていました。
どうしてもIHまわりは水や油汚れがつきがち。
隙間に汚れが入り込んでしまうと不衛生なだけでなく、掃除も大変です。
コンロを使って汚してしまう前に、スキマフィルを使ってフレーム周りの隙間をコーキング材で埋めてしまうことをおすすめします。
【トイレの】スキマフィルと書いてありますが、水に強いシリコン材というだけでトイレ以外にも使える優れものなので、本当におすすめです。
スキマフィルについては、以前にも紹介しているのでぜひこちらを読んでください!
汚れたら簡単に剥がせるのも嬉しい!
排気口カバーを使うのも忘れずに
そして、便利なのが排気口カバー。
前の記事でも書いたように、排気口に汚れが入りこんでしまうのを防ぐだけでなく耐荷重が10㎏もあるので、フライパンや鍋を置いておくことが出来る優れもの。
せっかくキレイになったIHをきれいに長く使うためにも、便利グッズを併用して使ってみてくださいね。
IHのガラストップを割らないために
今回、二年も使っていないIHのガラストップを割ってしまって学んだことは、
- ガラストップの急激な温度変化に気をつける
- 力を加えて掃除、手入れをしない
ということ。
ハウスメーカーの保証対象だったので、費用もかからず良い勉強になりましたが、保証対象外だった場合には高い代金がかかることになります。
今後、同じようなことが起こらないようにするために
- ガラストップに冷凍した食品などを直接置かないようにする
- 掃除するときには泡スプレーなどを使用し、力をかけずに掃除できるようにする
ということをまずは実践していきたいと思います。
コメント