オリーブの天敵 ハマキムシへの対処法

外構・庭

新緑の季節だね~!

庭の草花たちも生き生きしてるね!

・・・あれ?!!

そこには、変わり果てたオリーブの姿が…。

新芽という新芽が、何者かによって食い荒らされている!

しかも、葉っぱの至る所に虫のものと見られる、黒い小さなフンもたくさん・・・。

オリーブ食害の犯人は、ハマキムシ

ゴールデンウィークの連休中に自宅を2日ほど離れていた際の犯行です・・・。

黄緑色の新芽が可愛いな~なんて思っていた矢先に、こんなにも食い散らかして!!

許せん・・・!

オリーブを食害する虫は三種類

オリーブは、寒さや害虫・病気にも強いと言われており、樹形も素敵だなと思い玄関前の花壇に地植えしています。

オリーブの実に含まれているオレウロペインという成分が、多くの虫が嫌う成分なようで比較的害虫に強いと言われているのです。

が、中には物好きな虫たちもいるようでオリーブを好んで食害する種類もいるのです。

それが、

  • オリーブアナアキゾウムシ
  • ハマキムシ
  • スズメガの幼虫

の三種類です。

葉っぱの様子からハマキムシだと判明

上記の三種類がオリーブにつく主な害虫になるのですが、我が家の被害状況を見ると新芽が食い荒らされており、さらにはところどころに葉っぱ同士がくっついているところも発見。

くっついている葉っぱ同士の中を見てみると、ハマキムシの幼虫がいました。

被害拡大が早いので早めの対策が必須

オリーブの新芽が出てきてから、毎日オリーブの様子は見ていました。

そこから目を離した2~3日の間に、ほとんどの新芽を食べられてしまいました・・・。

ハマキムシが何匹いるのかは分かりませんが、数日でこれだけの被害が出てしまっているのですから、早めの対策が必要なことはすぐに分かりました。

ハマキムシを駆除する方法

とにかく見つけ出して、潰す

何よりも大切なのは、葉っぱについてしまっているハマキムシを見つけ出すこと。

葉っぱ同士がくっついているような部分には、ハマキムシが潜んでいる可能性が非常に高いのでハサミを使ってその部分を切り落としたり、手で潰したりして駆除します。

我が家は、くっついている葉っぱ同士を見つけては、手やハサミを使ってその部分を切り落としてビニール袋に入れてゴミ箱に捨てていたのですが・・・

なんと駆除した翌日に、家の中で二匹のハマキムシを発見

どうやらゴミ袋を食い破って(?)逃げ出した模様。

駆除したはずのハマキムシが、家の中で糸にぶら下がっているのを見つけた時には、

!!!!!!!!!!

声にならない悲鳴が出ました・・・。

ハマキムシを見つけたら必ず潰して駆除することが大事なんだということを学びました。

食害されてしまった葉っぱを取り除く

ハマキムシに食べられてボロボロになってしまった部分は、見栄えも悪いですし、回復することはないので手やハサミを使って取り除きます。

また、たいていの場合食べられてしまっている葉っぱの周りには小さなフンもたくさんついています。

そのまま残しておいても良いことはないので、取り除いていきます。

そうして葉っぱを取り除いている間にも、逃げ出そうとするハマキムシを何匹か捕獲しました。

逃がすものか~!

薬剤を散布する

ハマキムシは1㎝ほどで、決して目立つような虫ではないので見落としてしまったら再び食害されてしまいます。

また、ハマキムシは葉っぱを食べる→サナギになる→成虫になると卵を産む→幼虫が葉っぱを食べる・・・

という無限ループを繰り返します。

実際に我が家は、去年の秋辺りに葉っぱを食べられてしまうということがあり、その時にもハマキムシを駆除して、葉の剪定もしました。

冬になり、ハマキムシの姿も見えなくなったので

よし、これで大丈夫!

と思っていたのですが、違いました

どうやら幼虫のまま越冬していたようで、成虫になったハマキムシが今年の春先に卵を産んで、今回の被害になったものと思われます。

きちんと駆除するためにも、今回は薬剤を散布して駆除・予防することにしました。

薬剤散布に必要なもの

これ以上オリーブを食い荒らされないように、すぐにホームセンターで必要なものを買い揃えました。

STゼンターリ顆粒水和剤

まず必要なのは、

こちらの薬剤。

ホームセンターのほかにも、薬局などでも売っているようです。

1200円くらいで購入できます。

殺虫剤ではありますが、天然成分を使っているので周囲の植物などにも安心です。

展着剤 グラミンS もしくは ダイン

次に用意したのは、展着剤です。

もしくは、ダインでも良いです。

どちらも散布液をまんべんなく散布させるために使用するものなので、最悪なくても大丈夫です。

ダインもグラミンSも、ゼンターリを売っている売り場と同じ場所に売っていました。

どちらも400~500円程度で購入できそうです。

グラミンSの方が店頭では100円ほど安価だったので、こちらを使用してみます。

高圧エアーポンプ

ペットボトルで薬剤を作って散布するので、こちらも併せて購入。

高圧エアーポンプなので、何度も手でシュッシュとする必要がないので、楽でした!

同じようなものが、ダイソーで100円で売っていましたよ!

500㎖の薬液を作って散布

今回は、オリーブの木が一本だけなので500mlの薬液が出来れば十分です。

早速作っていきましょう。

STゼンターリ顆粒水和剤はスプーン1杯

500㎖のペットボトルに水を入れて、STゼンターリ顆粒水和剤を入れていきます。

500㎖を作るためには、付属のスプーンにすりきり一杯を入れるらしい。

STゼンターリ顆粒水和剤は、少し臭いのある薬剤なんですね。

展着剤は2滴

グラミンSは、2滴程度で良いとのこと。

容器に割りばしを漬けて、ポタポタ・・・と2滴入れました。

こんなに少量でいいの・・・?という感じですが、信じてやってみましょう。

よく混ぜて、散布

顆粒が若干溶けにくい感じもしましたが、いよいよオリーブに散布していきます。

エアーポンプを使ったことで、薬液がちゃんと放射状に散布できて、あっという間に散布できました!

葉っぱの表はもちろんのこと、念入りに裏側まで散布していきます。

効果は無降水で10日から二週間程度

展着剤を使ってみましたが、思っていたよりもムラになってしまった・・・?

でも、だいたい散布できたので大丈夫でしょう!←

気になる効果はどれくらい持続するのか、ということですが無降水の状態で10日から二週間ほどは持続するようです。

殺虫効果は遅いが、食害には即効性あり

STゼンターリ顆粒水和剤を調べると、どこも同じようなことが書いてありますが、散布したからといってすぐにハマキムシがいなくなるわけではないようです。

実際に散布してすぐに、一匹のハマキムシが糸を引きながらオリーブの葉っぱから出てきました。

(やっぱり葉っぱを取り除くだけでは駆除しきれていなかった・・・!)

試しに作った薬液をハマキムシに吹き付けてみましたが、効いている??という感じでしっかり動いて逃げ回る。

時間が経つとだんだんと弱ってきたようには思いますが、やはり殺虫という点では即効性はないみたいです。

ただ、翌日に葉っぱを確認してみると新たに食害されたような痕跡はなし!

散布後すぐに食害は止まるようなので、完全にハマキムシがいなくなるまでしっかりオリーブを見守りたいと思います!

薬剤のコスパは

数年は使えそう

今回、STゼンターリ顆粒水和剤と展着剤を購入しました。

2つ合わせて2000円しない程度の買い物になりましたが、どちらの薬剤も今後数年は使用できそうです。

ハマキムシのシーズンは春と秋の2回あるようなので、今後は被害が出る前に予防策として散布しようと思います。

被害が出る前に散布するのであれば年に2回程度で済みますし、今回のように被害が出ても二週間程度は効果が持続するのでそこまで何度も散布するものでもないですよね。

特にSTゼンターリ顆粒水和剤は、小さな箱で1000円もする!!と思いがちですが、1000倍希釈で実際使用する量は少しなので、コスパは悪くないと思います。

作った薬液はその日のうちに消費

オリーブ1本のために500㎖の薬剤を作りましたが、300㎖ほど使えば十分に散布できました。

半分ほどは薬剤が余ってしまいましたが、作った薬液は保存が効かないので使い切ってしまいましょう。

オリーブの大きさや本数にはよると思いますが、一回500㎖で、害虫がいるシーズンには月に1回散布したとしても、やはり数年は持つと思うので、害虫に繰り返し悩んでいる場合には購入する価値ありだと思います。

まとめ

我が家のオリーブは数日目を離した隙に、あっという間にハマキムシの食害に遭ってしまいました。

今回の件で、とにかく見つけたらすぐに駆除することが大切だということを痛感しました・・・。

そして、どれほど丁寧に確認をしても小さな虫を完璧に駆除するということは難しいので、早めに薬剤散布することをおすすめします!

今回紹介した薬液は、オリーブを守るために予防的に使用することも出来るので、ハマキムシの被害を繰り返さないためにも、食害が起こるシーズン前にもう一度散布してみようと思います!

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