最近、人気が急上昇している麻辣湯。
5月下旬に大人気の麻辣湯専門店「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)」がオープンしました。
連日大人気のお店ですが、同じく北仙台にも6月3日に麻辣湯の専門店がオープンしたことはご存知でしょうか。
そのお店は、【楊 麻辣燙】です。
同じ麻辣湯の専門店ではありますが、全く違う美味しさの麻辣湯だったので、レビューしていきたいと思います。
辛さのレベルは?初心者でも楽しめる?
そんな疑問にお応えします。
楊 麻辣燙の基本情報
まずは、お店の基本情報について。
お店の名前は楊 麻辣燙(ヨウ マーラータン)と読みます。
楊 麻辣燙の燙は、「やけどするほど熱い」という意味らしいです。
北仙台駅から徒歩3分ほど
お店の場所は、北仙台駅から徒歩3分ほどの場所にあります。
営業時間・定休日
営業時間は、昼の部が11:00~14:00/夜の部が17:00~21:00になります。
定休日は月曜日です。
駐車場
お店には専用の駐車場はありません。
今の時点で提携駐車場などもなさそうです。
周辺にはいくつかコインパーキングがあります。
今回はお店に一番近いコインパーキング タイムズ セントラルウェルネス北仙台 に停めました。

パーキングの1階部分は月極になっていますが、2階部分は誰でも利用することができます。
広さも十分ある駐車場なので、大きな車でも安心です。
最大料金は駐車後12時間で800円。
基本料金は8:00~21:00までは60分300円です。
今回利用した時には1時間以内で済んだので駐車料金は300円でした。
注文方法・決済方法
気になる注文方法はというと、お店の入り口に置かれているメニューにペンでチェックを入れてオーダーをします。
あとで詳しく追記しますが、写真付きの分かりやすいメニューで注文しやすかったです。

決済方法は、現金とペイペイのみ。
会計のレジは見当たらず、座席での会計でした。
座席数
店内はこじんまりとしていて、広くありません。
カウンター席が7席と、2人掛けのテーブル席が1席のみです。
外にはベンチと椅子が置かれており、混雑時には数人だったら座って待つこともできます。

店内は狭いです。
エアコンも1台ついていましたが、風を感じることはあまりなく店内は結構暑かったです。
店員さんも、クーラーは温度を下げて強めに運転しているものの、効きが悪い・・・と言っていました。

現在は、お店のサービスということで160㎖の缶ジュースを一本無料でサービスしてくれました。
暑い中、麻辣湯を待ちながらキンキンに冷えたジュースを飲む。
嬉しいサービスです・・・!
メニューの詳細 注文したもの
では、気になるメニューについてもう少し細かく紹介していきます!
平日のオープン直後に来店 待ち時間なし
今回は、平日の11時すぎに来店しました。
小さな店内には既にお客さんが何組がいて、注文を終えて着席していました。
ただ、幸運なことに待ち時間はなく店内に入ることができました。
その後もちらほらとお客さんは来ていましたが、店外で10分ほど待ち時間はあるものの、回転は悪くなくスムーズに入店できていたと思います。
トッピングは定期的に変更される
今回、始めての来店だったのですがどうやらトッピングは定期的に変更されるらしい。

お店がオープンしたのが6月3日で、1か月経ってからの初来店ではありましたが、店外のチラシには「トッピングの種類が変わりました」の文字が!
詳細は不明ですが、月1回程度でトッピングの種類が変更されるということでしょうか・・・?
来る度に新しいトッピングになっていたら、楽しいですね!
入り口付近にある注文書に書き込んでオーダー
まずお店に入ると、店員さんに

卓上にあるペンでチェックしてくださ~い
と一言。
初来店だったので、勝手が分からず少々戸惑いましたが・・・

入り口にメニューホルダーがあり、パンフレットのようなしっかりした注文書が置いてあります。
各テーブルに油性ペンが置いてあるので、注文したいものにチェックをして店員さんに渡すようになっています。
メニューは値段が分かりやすいシステム
一番町の七宝麻辣湯は、基本料金にプラスしてお好みの食材をグラム単位で量り売りをするというシステムになっているので、会計をするまでなんとなくの金額しか分からない感じになっていましたが・・・
楊 麻辣燙は、料金が分かりやすいシステムだったのが良かったと思います!
メニューはざっとこんな感じ。
トッピングを何種類にするかで価格が決まる

価格は、麺を除いて何種類をトッピングするのかで金額が決まります。
今回は初めてだったということもあり、まずは一番リーズナブルな6種類トッピングで1200円の麻辣湯を注文することにします。
辛さは1~3辛 メニューにはないが、0辛や4辛・5辛も可能
トッピングだけでなく、辛さも選びます。
メニュー上は1~3辛の表記になっていますが、0辛や4辛・5辛にも対応してくれるそうです。
今回は無難に2辛を注文。
辛いものが好きな夫は3辛を注文してみました。
周りの様子を見ていても、ほとんどの人が2辛か3辛を注文しているようでした。
(4辛を頼んでいる人もいましたよ!)
辛さについては改めて紹介します!
見たことのない本格的なトッピング
トッピングの種類としては、七宝麻辣湯の方が種類が豊富ではありましたが、楊 麻辣燙は日本ではあまり馴染みがないような本格的なトッピングが楽しめるところがいいと思いました!

肉や魚介や野菜はもちろん、つみれをはじめとした練り物やきのこ類が豊富で、メニューを選ぶのに悩んでしまいました。
写真を見ただけではどんなものなのか、どんな味なのか全く想像ができないものもいくつかあったのですが、店内の壁には丁寧に説明書きが。

麺も追加料金などなしで6種類から選べる
七宝麻辣湯は春雨以外は追加料金をかけて変更するのに対して、こちらは追加料金なしで6種類の麺から選択することが可能です。
麺も入り口に見本が置かれており、イメージしやすかったです。

どの麺もあまり馴染みのない麺で、悩んでしまいます。
七宝麻辣湯ではスタンダードな春雨と太帯春雨を食べてみたので、こちらのお店でもインパクトがある板春雨を選んでみました!
夫は、刀削麺をセレクト。
周りの人を見ていると、板春雨と刀削麺を選んでいる人が多かった印象です。
夏季(?)限定で麻辣拌が新登場
7月1日からの限定メニューというものもありました。

麻辣湯の汁なしバージョンといった感じのメニューらしく、麻辣拌(マーラーバン)というらしい。
麻辣ソースとごまだれで和えて食べる麺らしい。
美味しそう!とは思いましたが、まずは麻辣湯を食べたい・・・ということで今回は見送りました。
実食! リアルレビュー
注文してから待つこと10分ほど。
オーダーした麻辣湯が出来上がりました!
味については下にまとめますが、燙=やけどするほど熱いという字の如く、スープが本当に熱かった!!!!

辛いし熱いし!ひー!
刀削麺(3辛)
まずは刀削麺の3辛。

6種類トッピングということで、今回選んだのは
- 豚肉
- 魚丸
- 湯葉
- ブンモジャ
- 金針菜
- 虹団子
というラインナップに。
湯葉も全然美味しい
七宝麻辣湯に行ったときに、口コミがあまりよくなかった湯葉を試しにトッピングして後悔したことがあったのですが・・・
懲りずに楊 麻辣燙でも湯葉をトッピングしてみました。
またしても失敗となるのか・・・?!と内心ドキドキしていたのですが、

この湯葉は普通に美味しい!
ザ・湯葉な感じで、普通に美味しかったです。
ただ、湯葉が特別好きなわけでなければ特別トッピングしなくてもいいかな、という感じ。
ブンモジャはアルデンテな感じ
七宝麻辣湯でブンモジャを食べて、美味しい!と思ったので、こちらでもオーダー。
不思議なもちもち食感は同じでしたが、意外と長さがあり、食感も少し硬めでアルデンテな感じでした。
夫は初めて食べたブンモジャでしたが、リピしてもいい!という美味しさでした。
長いので、食べ応えもありました。
虹団子は見た目がかわいい
オレンジのしましま模様が目を引く虹団子。
全く聞き馴染みのない食べ物だったので、味の想像ができませんでしたが
【魚のすり身・鶏肉・豚肉を混ぜ合わせたつみれ団子】と書いてあるように、つみれでした。
独特な風味・・・と書いてありましたが、そこまで独特な感じはしませんでした。
ただ、特別美味しい!というわけでもなかったので、リピはしないかな・・・というのが正直なところです。
魚丸は八角のような美味しい香り
魚丸も完全に名前で選んだものですが、見た目はイカ団子と同じような感じ。
魚のすり身の団子の中に豚肉が入っているのですが、肉まんの餡のような八角の効いた中華風な味付けで、私は美味しいと思いました。
虹団子よりは魚丸の方がもう一度食べたい!と思える味でした。
金針菜は食感は面白いが特に味はない
麻辣湯の中にある、山菜のようなものが金針菜という中国野菜。
生薬にも使用されるほど健康にいいとされている食材らしく、どんな味がするのかな?という興味本位でトッピングしてみました。
食感は、シャキシャキとしていて歯ごたえは良かったのですが、味・・・はよく分からず。
わらびのような山菜系の味がしました。
消して美味しくないというわけではなかったのですが、リピするかと言われると・・・。
刀削麺は次回もリピートしたい
麺はというと・・・

平たく縮れた麺で、とても美味しかったです!
麻辣湯との相性もよく、スープと絡んで美味しかったです。
春雨があまり好みではない夫は、

次も刀削麺がいいな!
と気に入ったようです。
板春雨(2辛)
続いて板春雨の2辛。

ぱっと見て、辛さが抑えられた見た目です。
板春雨の他にトッピングしたものは
- エビ
- イカつみれ
- 響鈴豆巻
- 白木耳
- 山クラゲ
- 茶樹茸
です。
響鈴豆巻と、茶樹茸以外は食べたことのあるようなトッピングで、あまり冒険はしませんでした。
響鈴豆巻は、時間が経つと普通の湯葉に
響鈴豆巻は、湯葉を油で揚げた中華食材。
中華料理や薬膳料理では、鍋料理やスープに用いられることがあるようで、湯葉の旨味と油のコクが美味しいとのこと。
到着したときには、確かにサクサクとした感じで見た目は天ぷらの衣?という感じだったのですが、割と早めにスープを吸ってしまい、普通の湯葉になりました。
特に油でジューシーという感じもなかったので、もっとサクサクのうちに早く食べればよかったと思いました。
茶樹茸は食感が楽しい
そして、全く馴染みのない茶樹茸。
中国原産のきのこで、日本では柳松茸(やなぎまつたけ)と呼ばれることもあるらしいです。
独特の風味と、アミノ酸やグルタミン酸を多く含む栄養満点なきのこらしい。
食べてみるとそこまでクセはなく、シャキシャキとした食感で割と歯ごたえのあるきのこでした。
意外と大きさがあるきのこだったので、山菜やきのこが苦手な人は難しいかもしれません。
リピートは・・・しなくてもいいかもしれません。
板春雨は、ちゅるちゅるもちもちで食べやすい
気になる麺は?というと・・・

一本一本の太さがかなりあり、一本をレンゲに乗せるのも大変なくらい。
厚みも太さもある麺ではありましたが、もちもちとした食感で美味しかったです。
七宝麻辣湯の太帯春雨は、しっかりとした硬さもあり、盛岡冷麺のようなゴムのような弾力があり噛み切りづらかったのですが、楊 麻辣燙の春雨は柔らかくて食べやすかったです。
正直、ここまで太さがあると噛み応えがありすぎて、食べ終わる前に飽きてしまいそうだな・・・と思っていたのですが、ほどよい柔らかさだったのでよかったです。
麺ともきちんと調和がとれていて、これぞ麻辣湯という感じがしました。
正直、麺だけなら楊 麻辣燙が美味しかったです。
痺れはあまりなく、2辛でも美味しく食べられる
七宝麻辣湯は、0.5辛でもしっかり辛く、薬膳の香りや花椒の痺れる辛さもしっかりと感じましたが、楊 麻辣燙は全く違う味わいでした。
まず、ベースとなるスープの旨味がしっかり感じられました。

特に味が薄いという印象はなく、卓上の調味料などを足さなくても美味しく食べることができました。
薬膳の香りはふんわり香る程度で、花椒のような痺れる辛さというよりも唐辛子の辛さを感じました。
辛さの設定が1~3辛ということで、

どのくらい辛いんだろう・・・
と心配ではありましたが、辛いのがそこまで得意ではない私でも2辛を食べることができました!
途中、水を飲みたくなるような辛さはありましたが、きっと1辛では満足できなかったと思います。
辛みを抑えたいなら卓上の黒酢を
ちょっと辛くて厳しい・・・という場合は、卓上にある黒酢を入れると辛みがまろやかになりました。

卓上には、黒酢のほかにも
- パクチー
- 生にんにく
- 酢
- 白コショウ
- 一味
があったので、途中で味変をしながら楽しんでもいいかもしれません。
楊 麻辣燙と七宝麻辣湯を比較して
ほとんど同時期にオープンした麻辣湯の専門店。
場所も仙台市内ということで、どちらも食べてみたい!という人は多いのではないでしょうか。
メニューやトッピングの多さは七宝麻辣湯
まずは、メニュー・トッピングの豊富さ。
これは七宝麻辣湯の方が多かったです。
トッピングできる食材は、常に40種類ほどあり豊富でした。

その他に追加でトッピングする食材も多くあり、かなり選択肢が多かったです。

日本人にも馴染みの食材が多く、若い世代に人気がありそうなラインナップです。
ただ、今回の記事でも紹介したように普段馴染みのないような本場の食材や変わり種のトッピングを食べてみたい場合には、楊 麻辣燙がおすすめ。

ユーヅーパオは口コミによると好みが分かれるようで、今回は選べませんでしたが・・・気になる・・・。
見栄えの良さは楊 麻辣燙か
ただ、写真映えでいうと楊 麻辣の方が見栄えはよかった気がします。
七宝麻辣湯は、トッピングの種類が豊富ではありますが、選択した具材は全て一緒に煮込まれてそのまま器に盛られてきます。
一方で楊 麻辣燙は、同じように一緒に煮込まれてはいますが、トッピングが見えるようにきちんと麺の上に乗せてくれていた印象です。
コスパがいいのは楊 麻辣燙
これは完全に私の個人的な印象ですが、コスパがいいと思ったのは楊 麻辣燙です。
七宝麻辣湯は、量り売りということもあり少々割高な感じがあります。
また、麺を春雨以外に変更したり、レジ前の追加トッピングも1つ150円・・・
結局好きなものをセレクトすると会計は1500円は軽くオーバーしてしまいます。
楊 麻辣燙は、トッピングの数によって金額が決まっているので分かりやすい上に、トッピングの量自体もおおむね満足な量でした。
同じボリュームで比較するとしたら、楊 麻辣燙の方がコスパがいいと思いました。
痺辛系がいいなら七宝麻辣湯 本場の味なら楊 麻辣燙
味については、同じ麻辣湯でも全然違うので好みによりますが・・・
花椒の痺れる辛さや薬膳の香りをしっかりと楽しみたいなら七宝麻辣湯をおすすめします。
唐辛子の辛さや本場の味を楽しみたいのなら楊 麻辣燙の方がいいと思います。
ただ、七宝麻辣湯はスープ自体のコクや旨味が少し薄く、以前の記事でも書いたように味を濃くするために塩だれを追加することをおすすめします。
その点、楊 麻辣燙はスープにもしっかりと旨味がありました。
スープと麺のバランスが良かったのは楊 麻辣燙
スープ自体に旨味やコクが感じられたこともあり、全体的な味のバランスがよかったのは楊 麻辣燙でした。
七宝麻辣湯は、看板商品の春雨がかなり弾力のある麺でしたが、その食感や存在感の反面、スープとの絡みが悪く、噛んでいるうちにスープの味がしなくなった春雨を食べる感じになり、後半は少し食べ飽きる印象がありました。
楊 麻辣燙は、刀削麺・板春雨ともに麺としっかり絡んで、麺に味がしないということはありませんでした。
最後までスープと麺を楽しめた、という点で言えば楊 麻辣燙がバランスがよく美味しかったです。
ただ、七宝麻辣湯の花椒油の爽やかで痺れる辛さが美味しくて好きだったので、絶対にこっちがいい!というのは選び難いです・・・。
とにかく辛いものが食べたいなら七宝麻辣湯
どっちの麻辣湯が辛い?というのは、これは圧倒的に七宝麻辣湯だと思います。
メニューに記載されている辛さは、七宝麻辣湯は0辛~5辛。(6辛~10辛も対応可能)
一方、楊 麻辣燙は1~3辛。(0辛、4~5辛も対応可)
そもそも七宝麻辣湯は花椒系、楊 麻辣燙は唐辛子系なので辛さの種類が少し違うような気もするのですが、七宝麻辣湯は0.5辛でもしっかりと辛い。
1辛はギリギリ完食できるかどうか・・・のレベルだったので、とにかく辛い方がいい!という人は七宝麻辣湯へ。
まとめ
今回は、北仙台にオープンした麻辣湯の専門店【楊 麻辣燙】のレビューをまとめてみました。
麻辣湯の専門店といえば、一番町の七宝麻辣湯も大人気ですが、同じ麻辣湯でも全く違う美味しさでした。
どっちがおすすめか、と聞かれると正直どちらも良さがあるのでこっち!と言い切ることが難しいです。
が、痺れる辛さや種類豊富なトッピングから選びたいなら七宝麻辣湯。
スープのコクや本場の味、本場の食材を楽しみたいなら楊 麻辣湯がおすすめです。
どちらのお店も駅から徒歩圏内、近くにはコインパーキングもたくさんあるのでアクセスはいいです。
その日の気分に合わせてトッピングを変えてみたり、辛さを変えてみたりすることができるのが麻辣湯の面白いところ。
自分の好みに合わせてカスタマイズを楽しんでみてはいかがでしょうか。
暑い夏に負けないよう、薬膳や辛いものを食べて乗り切るのもおすすめですよ!
七宝麻辣湯の詳細を知りたい方はこちらの記事から!
コメント