前回、玄関アプローチに使っているヘキサゴンタイルについての記事を書きましたが、その時に写真を撮りながら思ったのです…。

外構計画中から思ってたけど、ここに目立つ蓋が来ちゃうの嫌だったんだよなぁ…

どうにかしようと思い始めてから2年が過ぎ…


流石にそろそろ塗装しようか…!
私たちと同じように
- 水道メーターの蓋の色が気に入らない
- どうやって塗装するのか知りたい
- 塗装するとどんな仕上がりになるのか知りたい
という人は参考にしてください。
水道メーターの蓋を塗装してみた
ということで、水道メーターの蓋が悪目立ちしていたので、自分で塗装してみました!

まずは塗装した完成形から。
塗装する前と比較すると…


やっぱり塗装して良かったね!
結論:塗装するなら青みがかった色よりも…
仕上がりを実際に見てみると塗装したグレーが、青みがかったグレーだったので【違和感はないものの光の加減によっては青っぽく見える】という感じになりました。
晴れているときはまだ馴染んでいる感じがしますが、雨が降ったり周囲のタイルが濡れたりすると結構蓋が目立つ感じでした。

結論から言うと、塗装するときには青みがかったグレーよりも黄色っぽいグレーがいいと思います。
ただ、塗料にそこまでの選択肢がないかもしれないので、その場合には縁の色に合わせて黒に近い色にする、というのもアリだと思います。
塗装するときには周囲の色と比較しながら、どんな色なら馴染みがいいか検討してみてください。
蓋を塗装するのに必要なもの、費用
では、実際に私たちが塗装するのに使ったものを紹介していきます。
必要なもの
- 段ボールまたは新聞紙
- 塗装下地
- 好きな色の塗料
- プラスドライバー
プラスドライバーは、蓋の裏についているパーツを外すのに使います。
ただし、裏のパーツを外さずに表面のみを塗装する場合には、外す必要はありません。
実際に見える部分だけを塗装するのであれば、ドライバーなども使わずに済みます。
私たちは蓋を開けたときに見える部分も塗装したかったので、ドライバーを使いました。
そして、下地として使ったのはミッチャクロンというスプレータイプのプライマー。
塗料も同じくスプレータイプを使用しました。
スプレータイプでなくても塗装はできますが、今回のような凹凸の多いものに塗装するときにはスプレータイプの方が手間もかからず、きれいに塗装できるのでスプレータイプの方がおすすめです。
かかった費用
では、かかった費用はというと
- ミッチャクロン…1,700円~
- グレーのスプレー…1,200円~
くらいになりますので、最安値のものを購入すると合計3000円程度になります。
ミッチャクロンは元々他のものを塗装するときに購入していましたので、今回の塗装ではグレーのスプレー分だけ費用がかかりました。
ホームセンターで購入しましたが店頭で購入すると少し値が張るので、急ぎでない人はネットで購入した方が安く入手することができます。
そもそも蓋は塗装してもいいものか?
そもそも水道メーターの蓋は、勝手に塗装してもいいものか…ということについて。
調べてみると次のように出てきました。
水道メーターの蓋はメーターが入っているボックスと共に、その建物の所有者の所有物です。
ということで、戸建ての場合には賃貸などでない限り自分たちのものということになります。
ただし、
水道メーターの所有者は、各自治体や水道局になります。
ということなので、塗装する際には蓋は塗装しても良さそうですが、中に入っている水道メーターは自分のものではありませんので、勝手に塗装したりすることはしない方がいいでしょう。
蓋の色に指定がある市町村も
蓋の所有者は、その建物の所有者・・・ということではありますが、どんな色にしてもいいというわけではなさそうです。
どうやら水道メーターの蓋の色は、年度ごとに指定されており設置年度や引上げ年度の目印として利用されているようです。
たとえば東京都水道局では、令和6年度のメーター蓋の色は薄紫色、令和7年度は緑色と指定されています。
また、標準色のブルーのほか、ブラック、アイボリー、グレー、濃紺などがあります。
景観や設置場所に合わせて選ぶことができるようですが、今挙げた色のような色味の場合には塗装しても問題はなさそうです。
好きな色にしていいといっても派手な色にはできないようです。
塗装するときの注意点
では、実際に塗装してみて気づいた注意点について。
蓋についた汚れは念入りに洗う、もしくは汚れる前に塗装する
今回塗装してみて一番に思ったことは、

もっと早く塗装しておけばよかった~
ということ。
それはなぜかというと、
蓋をきれいに洗う工程が一番大変だったから。です(笑)
先述しましたが、塗装しよう…と思ってから既に二年が経過。
蓋には砂や泥の汚れが付着していて、シャワーで流す程度ではなかなかきれいになりませんでした。
凹凸も多いですし、汚れのついたまま塗装するわけにもいかないですからね…。
なので、出来れば新築で引き渡された時点で蓋が汚れる前に早めに塗装してしまうことをおすすめします!
塗装は大して大変ではないので、面倒なことになる前にさっさと塗っちゃいましょう!
塗装する日は、その後の天気と相談しながら
私たちが塗装したのは、冬の数日間。
冬は夏場と比べると塗料が乾くまでに時間がかかります。
また、雨や雪などが降っている中ではきれいに塗装することができません。
塗装を何回するかにもよりますが、
蓋を洗う→乾かす→下地を塗る→乾かす→塗装(一回目)→乾かす→塗装(二回目)→乾かす…
という工程を考えると、一日では終わらない可能性があります。
できるだけ天気のいい日を選ぶとスムーズに塗装できると思いますので、天気のいい日を選んで塗装するといいでしょう。
私たちは冬場で、更に時々雪が降ったりもしていた時期だったので結局3日間ほどかかりました。
もっと天気のいい日に効率よく作業すれば2日あれば十分だと思います。
塗装中は、水道メーターやボックス内に水や土が入らないような工夫を
蓋を塗装している間は、水道メーターが雨ざらしになってしまいます。
先に述べたように、水道メーターは自分の持ち物ではありませんので、蓋を外している間に汚れたり破損したりすることがないように、蓋の代わりとなるものを置いておきましょう。
養生シートやブルーシート、段ボールなど適当なものを乗せておくと良いです。
ただ、その間は地面に穴が開いている状態になるので、小さな子どもや来客が誤って落ちたりすることがないように注意が必要です。
塗装の様子
ここからは実際の塗装の様子について。
カバーを外して、蓋を洗う
一番大変だった、蓋を洗う作業。

汚れがつかないうちに塗装していれば、この工程はなかった・・・。
そんなに汚れていないようにも見えますが、近くで見ると意外と汚れていました。
下地を塗る
蓋の汚れが落ち、乾いたらまずは下地を塗装していきます。
下地は厚くなりすぎないように塗装しますが、全体的にまんべんなく塗装できていれば問題ないのですぐに終わります。
数時間乾燥させます。
塗装(一回目)
下地が乾いたら好きな色に塗装していきます。

一回目の塗装も、厚くならないように薄めに吹き付けます。
凹凸のあるデザインなので、よく見ると元々の水色が見えるところもありますが、二回目の塗装もするのでこの時点ではあまり気にしなくて大丈夫です。
このときに、蓋の表面だけでなく側面も塗装していきましょう。
風のあるときには塗料が広範囲に飛んでしまうので、周囲の養生は念入りに
もちろん私も屋外で塗装しましたが、側面を塗装するときに塗料が風に飛ばされて地面についてしまったりしたので、風のある日は段ボールなどで囲いをすると安心して塗装できますね。
塗装(二回目)
冬なので、少し多めに4時間乾燥させてから二回目の塗装をします。

二回目の塗装をするとこんな感じ。
塗装に厚みが出て、凹凸のある部分もしっかりと塗装されています。
こうしてアップにしてみると、蓋の傷や凹みがよく見えますね。
また使用していくうちに傷がついてくるはずなので、その経過も見ていきたいと思います。
やりたい人は裏面塗装、塗装(3回目)
やりたい人は裏面と、3回目の塗装をします。
表面の塗装が乾いたら蓋を裏返して裏面を塗装します。

裏面は、中央部分にカバーがつくので塗装は必要ありません。
カバーからはみ出て見える部分だけを塗装していきます。
裏面も一回目は薄めに、二回目で塗り残した部分を塗るようにします。
カバーをつけていても見える部分も塗装するとこんな感じ。

ちょっとした手間ではありますが、裏まで塗ると完成度も高く感じますね。
表面は二回塗装すれば十分だと思いますが、塗り残しやムラが気になるようであれば3回目も塗ってくださいね。
カバーを取り付けて、蓋を戻す
蓋が乾いたら、元に戻します。

これで完成。
実際に塗装してみて大変だったのは、蓋を洗う工程くらい。
あとはスプレーでシューっと塗装して乾燥を待つだけなので、難しいことや大変なことは何もありません。
塗装する以外の方法
そこまで難しくない、とは言っても塗装するのもめんどくさい!という人もいますよね。
そんな人はお金で解決しちゃいましょう!
塗装するのに比べると費用はかかりますが、金属製の蓋なので強度もしっかりしていて車などで乗っても破損することなく丈夫です。
サイズが合うかは確認が必要になりますが、ホームセンターなどで購入するよりもネットで買った方が安いことの方が多いので、塗装するのは面倒!という人はこちらも検討してみてください。
まとめ
今回はずっと気になっていた、玄関アプローチ上にあった水道メーターの蓋を塗装してみました。
塗装して目立たないようにしたい・・・と二年近くも放置していた結果、蓋に汚れや傷がついてしまい、きれいに洗う作業が大変でした。
それ以外は特に難しいことはなく、誰でも簡単に塗装することができると思います。
市町村によっては、蓋の色が指定されているようなこともあるようですが、多くの場合には黒やグレー、アイボリーなどであれば塗装しても問題なさそうです。
水性のシリコンカラースプレーで塗装しましたが、グレーということで暗いトーンになるかと思っていましたが、実際に設置してみると思ったよりライトグレーのように見えます。
外構やお家の雰囲気に合わせて、どの塗装が一番馴染むか検討してみてください。
実際に塗装してみたうえで個人的な感想としては、黒か黒に近いグレーに塗装するのが一番無難ではないかな、と思いました。
今回塗装してみたので、今後日常生活をする上でどの程度耐久性があるのかなど、また今後の情報も載せていきたいと思います。
前回の記事についてはこちらをご覧ください!
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