最近テレビなどで取り上げられる、おしゃれなお家に多いのが縦型のバーチカルブラインド。
Instagramなどでもよく見かけますが、実際の使用感はどうなのでしょうか。
使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
バーチカルブラインドのいいところ
リビングにはバーチカルブラインドを採用したいな~と思い、実際に使って二年が経過しました!
まずは、バーチカルブラインドにしようと思ったポイントや、私が思うメリットについてまとめました。
見た目がスタイリッシュ
まず第一に、バーチカルブラインドがいいと思ったポイントは見た目がスタイリッシュだということ。
カーテンにも色々な色や柄、素材などがありますが、多くはレースカーテンと厚みのあるドレープカーテンが主流です。
布製品であることが多く、良くも悪くもインテリアとして家庭的な温かみが出る感じがして、私たちが理想としていたリビングのイメージとは違うなぁ・・・と思いました。
バーチカルブラインドの方がカーテンよりもスタイリッシュで、生活感がより出にくいと思ったので採用したいと思ったのです。
私たちが採用したものは、できるだけ壁紙の色に近いものを選んだので良い意味でカーテン感がなく、存在感がそこまで出ていないのがよかったと思います!
逆にバーチカルブラインドの存在感を出して、部屋のアクセントとして色味を加えるというのもアリだと思います。
ソファなどと色を揃えるのも、統一感が出てGOOD!
調光がラク
カーテンを開け閉めすることがそこまで面倒というわけではありませんが(笑)、調光が楽なのが魅力的でした!
ルーバーの角度を変えて光の取り込む方向を変えたいときにもバトン一つで可能ですし、ブラインドの開け閉め自体もバトンで出来たり、チェーンで出来るものもあります。
細かな調整も簡単に出来るのは良いですよね!
光も風も通しやすい
他のカーテンと比較して、大きく違うのは光や風を通しやすいということ。
カーテンのように全体を布で覆うような形ではなく、細長い羽根(ルーバー)が何枚も連なっているのがバーチカルブラインドです。
ルーバー同士の隙間があるので、その分光や風が通りやすい構造になっています。
空間が広く見える
バーチカルブラインドを採用している人の多くは、最初に述べたように見た目のかっこよさに惹かれたのだと思います。
そして、スタイリッシュなのと同時に設置の仕方によって窓が大きく見えるようになったり、空間自体も広く見せることができるんです。
詳しくは下の項目に書いていきます!
空間を広く見せる取り付け方
バーチカルブラインドの取り付け位置によって部屋全体の印象がガラっと変わるので、どの方法が良いのか、自分たちのイメージやどの部屋に採用するのか・部屋の造りなどと併せて考えるといいと思います。
天井掘り込みにして設置する
一番オススメするのは天井付けです。
天井に取り付けることのメリットは、部屋が広く見えるということです。
窓枠を覆うようにブラインドがつくことになるので、窓全体が大きく見えるほか、レールなどがパッと見は見えなくなるので見た目もスッキリして見えます。
ただし、この施工方法は条件によっては出来ない場合もあるので注意が必要です。
私たちも天井を掘り込んでカーテンボックスを天井につけたかったのですが、出来ませんでした。
我が家では、リビング部分のみ梁を出していて天井が高くなっています。
このように天井が上がっていて、天井裏のスペースが通常より狭い場合や、勾配天井などで天井の高さが均一ではない場合、また梁などの障害物がある場合には天井を掘り込んでカーテンボックスをつけることが出来ないため、施工できないのです。
また、掘り込みをする場合には下地が必要になりますので、何らかの事情で下地が入れられない場合にも施工は出来ません。
実際、我が家では梁の両脇は30cmほど通常の天井高の部分があり、施工できないわけではなかったのですが、先に載せた画像のように両サイドバランスよく天井の高さを下げているので、窓側だけ更にカーテンボックスを掘り込むために天井を上げて・・・というのは天井の高さが揃わず見栄えが悪かったので断念しました。
また、天井掘り込みが出来る場合にも注意が必要です。
せっかく掘り込んだのに、掘り込む深さが足りないと、結局カーテンレールが丸見え!なんてこともあります。
カーテンレールを見せないために掘り込んだのに、見えていたら全く意味がないですよね。
天井掘り込みをする場合には、どのくらい掘り込むのか。その掘り込みでカーテンレールがきちんと隠れるのか、しっかり確認をしましょう。
カーテンボックスを天井につける
次にカーテンボックスを天井につけるパターン。
上記と何が違うの?という感じですが、これは天井を掘り込まずに部屋を広く見せたい方にオススメ。
カーテンボックスを天井につけてもらうことで、しっかりとカーテンレールも隠しつつ壁全体をブラインドが覆うような見た目に出来るので天井掘り込みをしたときのように部屋が広く見える効果も狙うことができます。
ただ、カーテンボックスを天井につけてもらう場合にも掘り込みの時と同様に下地を入れる必要がありますので、予め下地を入れられるかどうかの確認は必須です。
窓枠内におさめる
上記二つの施工が難しい場合にオススメなのが、私たちも採用したバーチカルブラインドを窓枠内におさめるという方法です。
バーチカルブラインドを窓枠内におさめることの一番のメリットは、角度を変えてもブラインドが窓枠から出ないためおさまりが良く、スタイリッシュに見えるということです。
画像では少し分かりにくいですが、窓枠内におさめていることで角度を変えてもこの黒い窓枠よりもブラインドが出っ張ることがないのでとてもスッキリして見えます。
また、こうすることでバーチカルブラインドを全て寄せた時のたたみ代が出来たときにも窓枠の中におさまるので、ブラインドを全開にしても邪魔だなと思うことがなくて良かったと思います!
この時に注意してほしいのは、バーチカルブラインドの幅が100mmのものを選んだ場合、窓枠によっては若干窓枠から出てしまう可能性があります。
我が家は窓枠から出てしまうのは嫌だったので、80mmのものを選びました。
心配な場合は80mmタイプを選んでおくと良いかもしれません。
窓枠内におさめる場合、ブラインドを全て畳んだ時に窓枠内に収まることになりますので、その分窓が小さくなってしまうというデメリットがあります。
また、窓枠内におさめることによって、他の施工方法と異なりブラインドの左右や上部に若干の隙間ができます。
そのため、例えば日中ブラインドを締め切って真っ暗にしたい・・・と思っても隙間から光が漏れてきます。
私たちの場合、日中にブラインドを閉めて真っ暗にしたい!ということがありませんでしたので、この点については全く気になりませんでした!
が、寝室などにバーチカルブラインドを採用する場合、隙間から光が入ってきてしまうので朝日が気になる・・・。完全に遮光したい・・。など、のちのち後悔するかもしれませんので注意が必要になります。
ブラインドの幅で異なる良さ
前述したようにバーチカルブラインドにはスラット(ルーバー)の幅があり、80mmと100mmが主流にです。
我が家では80mmを採用したのですが、それぞれの良さがありますので参考にしてください!
80mmは枚数が多くなるが、おさまりが良い
80mmは我が家でも採用していますが、窓枠内にブラインドをおさめたい人などにはオススメです。
窓枠内に取り付ける場合、角度を変えたりブラインドを全開にしたりするときにブラインドが窓枠から出てしまっては、スッキリしません。
窓枠からはみ出さないようにするためには80mmの方が確実です。
ただ、100mmと比較すると80mmの方が必要なルーバーの枚数が多くなります。
また、枚数が多くなるということは100mmと比べて若干ではありますが価格が上がります。
少ない枚数で、よりスタイリッシュな100mm
前述した通り、100mmは幅があるぶん80mmよりも枚数が少なく済みます。
その分価格も抑えられますし、見た目においてもよりスッキリした印象になるのではないでしょうか。
天井付けの場合や、カーテンボックスをつける場合には100mmでおさまりに問題はないと思うので、検討してみるといいと思います。
バーチカルブラインドのデメリット
では、バーチカルブラインドのデメリットは何か。
カーテン同士がぶつかる音が気になる
エアコンやサーキュレーターの風を受けたときや、夏場などに網戸にしているときなどはカーテンが揺れて、ルーバー同士が当たりパタパタと音が鳴ります。
大きな音とは言い難いですが、やはり実際に生活する中でずっと鳴っているのは…。
我が家でもエアコンやサーキュレーターの風が当たらないような角度に調整しています。
開け閉めが多いような窓やエアコンの風が直接当たるような位置にある窓にブラインドを採用する時には意識した方がいいポイントです。
子どものおもちゃになる
小さな子どもがいると、ブラインドを触ったり間に入ろうとしたりするんじゃないの?
します!
やはり想像していた通りです。
おもちゃにする、というほどのことではありませんがチェーン部分が届くようになっていると触って、ブラインドの開け閉めをしたり、ブラインドの内側に入り込んでルーバーの間からこんにちはしてたりします。
ルーバーの間に入り込んだりすると、簡単にブラインドの裾についている細い紐が外れてしまい、困ります。
センターレースタイプやペアアンサンブルスタイルの場合には、裾に紐がついていないので心配なさそうですが、紐がついているタイプの場合には注意が必要ですね。
ただ、思っていたよりも耐久性はあり、今のところ紐が切れてしまうということはなく、ただカチッとはめ直せば良い程度なので良かったです。
万が一、紐が切れてしまった場合にもメーカーに問い合わせをすれば部品を取り寄せて交換することもできるようです。が、そんなことがないことを祈っています←
また、チェーン部分を触ってしまうときには、チェーン部分を子どもの手が届かないところでまとめておけば問題ありません。
もしくは、バトンタイプを採用すれば小さなお子さんの手は届きませんので、バトンタイプを採用するのもありでしょう。
設置して二年が経過しているので、子どもたちもわざわざブラインドで遊ぶ、ということはないので小さなお子さんのいる家庭でも特に問題はなさそうです。
遮光することは難しい
ブラインドの一番の弱点は、ルーバー同士の間を完全に埋めることができないのでどうしても間から光や音が漏れてしまいます。
↑ 手前のカーテンを出来るだけ閉めてみました。
室内は薄暗くなりましたが、外の光が見えます。
夜間でも、同様でどうしても室内からの明かりが漏れてしまいます。
遮光のドレープカーテンであれば割としっかりと遮光できますが、バーチカルブラインドで遮光・遮音は難しいです。
もちろん、遮光・遮音の生地のブラインドはあります…が、隙間から漏れる光・音を完全に遮ることは出来ませんので、予め念頭に置いておく必要があります。
外からの見え方に気を付ける
そして、もう一つ気を付けることは外からの見え方です。
ブラインドをしっかり閉じている時には、一生懸命外から覗こうと思っても室内の様子が見えることはありません。
採光しているときでも多少角度がついていれば、そこまで室内が見えることはないのですが、ルーバーを90度にして全開にしているときには、外から丸見えになります。
日中はカーテンをしっかり開けて光を取り込みたい!という場合は、ドレープ生地とレース生地が交互に入っているタイプを選ぶといいです。
このタイプであれば、カーテンを全開にした状態でもレースのカーテンがあるので外から丸見えになることはありません。
バーチカルブラインドにもたくさんの種類があるから、選びがいがあるね!
まとめ
バーチカルブラインドのメリット・デメリットについてまとめました。
バーチカルブラインドは、窓を大きくみせたり空間をすっきりさせたりするメリットがある一方、一般的なカーテンよりも遮光性に弱点があります。
また、設置の仕方も家の間取りなどで変わってくるので、しっかりと検討が必要です。
カーテンの色味だけではなく、色々な生地やデザインも増えているので楽しみながらバーチカルブラインドを選んでみてくださいね!
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