一年、現在の家に住んでみて【ここの部分にコレを採用してよかったな~】とか、【この間取りにしてよかったな~】と思うポイントがたくさんあるのですが、今回はその中でも外構でやってよかったことにスポットを当ててみようと思います。
庭にタープを付けられるようにしておいてよかった!
外構でやってよかったな~と思うこと。
それはずばり、庭にタープをつけられるようにしておいてよかった!ということです。
タープを自作で設置した方法については、次の記事に書いていますので、ぜひご覧ください!
タープとは?
キャンプ関連のものでもよく耳にしますが、いわゆる日差しや雨風を防げるようにするための、屋根上の布のことです。
サンシェードと検索してもたくさんの商品が出てきますが、いわば日除けですね!
商品名で検索するタープもサンシェードも同義で扱われている場合が多いですが、サンシェードは日除けの意味合いが強く、タープは日除けと共に雨も凌げるということが大きな違いになります。
我が家で購入したタープは、防水で雨も防ぐことができるので、この記事ではタープと表記しています。
日除けが出来れば良いという場合にはサンシェード、小雨などにも対応できるようにしたい場合にはタープで探してみると良さそうです。
タープをつけてよかった点
庭で過ごすときの日陰作りに◎
我が家は庭に樹木などを植えていないので、日中は日差しがしっかり庭に入ります。
しかし、真夏や日差しの強い日に庭で過ごそうと思うと、日差しが強すぎて涼みたい・・・。
タープがあれば日陰が出来るので、プールはもちろん庭で食事をしたりバーベキューをしたりするときにもピッタリです。
場所によっては目隠しにもなる
我が家はすぐ隣に線路があります。
線路の方が高い位置にあるので、電車から見ると庭を見下ろすような感じになります。
電車が通りすぎるのは一瞬なので、人の目はあまり気になりませんが、プールをしたりするときにはタープをつけていることで外からの目線を遮ることにも役に立っています。
隣家との距離が近かったりする場合にも、タープに角度をつけて斜めに設置することで目線を遮ることができますね。
室内に入り込む暑い日差しにも効果的
そしてもう一点、良いところは室内に入り込む強い日差しにも効果があるということです。
庭に面している窓辺に、軒がついていれば多少は室内に入ってくる日差しも減らすことが出来そうですが、我が家の窓辺には軒がありません。
軒がないぶん、しっかり日差しが入り明るさがある一方、真夏の暑い日差しが入ると室内の温度が一気に高くなるような気がします。
そんなときにタープを設置すると、日陰になるので室内に直接日差しが入らず、涼しく感じます。
タープをつける前に
工務店や外構屋に予め金具の取り付けを
我が家の場合、家づくりの打ち合わせ段階で庭にタープを設置したいという思いがあったので、一番強度のある方法である外壁にビス留めで金具を取り付けることにしました。
ちなみに取り付けをお願いしたのは、アイプレートというもの。
我が家は外壁材が黒いので、出来れば黒いパーツを使いたかったのですが、タープの金具については風に煽られたりすることもあるので強度を重視して選びました。
外壁にビスで留めるものですから、強度はとても重要になります。
外壁に穴を開ける方法の場合、自分でやろうと思えばできなくはないですが、外壁に穴を開けるので失敗すれば最悪です・・・。
また、外壁によってはつけられない場所があったり、穴を開けてしまっては困る場所もあるかもしれませんので、ビズ留めする場合には工務店や外構屋などにお願いした方が安心と言えるでしょう。
わざわざ工務店にお願いするほどでもないかな・・・という場合には、あとで書きますがマグネットタイプや接着剤タイプなどもありますから、取り付けが簡単なものを選ぶと良いかもしれません。
どの範囲をタープでカバーしたいのかを決めておく
工務店などにお願いするときには細かくどこに設置するのかを決めることになります。
どの場所に、どのくらいの高さで設置するのか・・・。
設置する幅によって、使用できるタープの大きさも決まってくるので、予め決めておくと良いと思います。
我が家では庭に面している窓をカバーできるようにしたかったので、2.5m×3mのものを2つ使用できるように金具の取り付けをお願いしました。
現在、1枚のみ購入して設置してみていますが、強度やデザインなどは申し分なし。
しっかりとした作りで気にいっています。
ただ、2.5m×3mというサイズ感が思いのほか小さかったな・・・と思っています。
タープを広げた感じは広いような気がするのですが、日差しが強い日などに使用してみると、日陰が出来る場所が狭い!
3~4人用のレジャーシートと同じくらいの日陰しかできない!
日陰の位置がすぐに移動してしまうので、テーブルやいすを置いて涼むというのは少し難しそう。
庭のサイズ感やタープと取り付ける位置によって、購入するタープの大きさは変わってくると思いますが、思っているよりも大きめサイズを買っても良いのではないかと思います。
取り付け金具の種類
タープを取り付けるといっても、どこに取り付けをするのかによって金具が変わってきます。
前述したように我が家の場合は、新居を建てる前から庭にはタープをつけたい!という希望があったので予めハウスメーカーに金具の取り付けをお願いすることができました。
どのタイプの金具を取り付けようかと悩みましたが、強度面や耐久性を考えてサイディングの外壁にビス留めで金具を固定してもらうことにしました。
金属の外壁やシャッター・雨戸にはマグネットタイプ
タープを設置しようとしている場所に金属の部分(例えばシャッターや雨戸など)があればマグネットタイプが使用できます。
マグネットタイプの良いところは、金属部分があれば手軽に設置することができるところです。
ビス留めと比較すると耐荷重は若干劣りますが、万が一風などで外れてしまった場合にもすぐに設置することができるので良いですね。
垂直方向では耐荷重62㎏ですが、水平方向では耐荷重が28㎏と結構違ってきますので、どのように設置するのか予め確認をしましょう。
サッシ枠にはネジ留めタイプ一択
サッシ枠に固定する場合にはネジ留めタイプになります。
サッシを挟み込むような感じに取り付けるので、サッシ枠を傷つけることなく取り付けが可能。
ただし、耐荷重は2個使用した場合には2㎏なので、あまり重たいタープは設置することができません。
また、幅が90㎝を超える場合には2個では足りないので、使用したい場所のサッシの幅やシェードの大きさを見て金具の数を調整しましょう。
サッシに使用するシェードは、薄手のシェードがおすすめ。
雨や風を防ぐほどの機能はありませんが、通気性もよく日差しを遮るという点では優秀です。
接着タイプは色々な場所で使える
金属やプラスチック、ガラスなどに色々な場所に使用することができるのは接着タイプ。
耐荷重はネジ留めタイプと同様2㎏ですが、ネジ留めタイプよりも使用できる場所が多いのが魅力。
漆喰や土壁のほか、凹凸のある場所には使用できませんが両面テープがしっかりとつく場所であれば使用が可能です。
接着剤でくっつけるタイプもあります。
こちらは垂直状態の耐荷重は3㎏。
こちらはコンクリート部分などにも使用できます。
ただし、どちらの接着剤タイプも剥がすときにはきれいに剥がせないことが予想されるので賃貸はもちろん、使用しなくなったときに剥がしたい・取りたいと考えている人には不向きな方法です。
強度№1はビス留めタイプ
やはり耐荷重№1はビス留めタイプです。
取り付ける場所にビスで穴を開けてしまうという点は考慮しなければならないですが、そこが問題ないのであれば一番オススメなのがこちらのタイプです。
なんといっても他とは比べ物にならない耐荷重100㎏。
ビス留めタイプでも、耐荷重100㎏はかなり頑丈な部類だと言えます。
我が家は線路脇の家なので、風がよく通ります。
さすがに強風警報が出ているような時にはタープの使用はしていませんが、日常的に使用していても全く問題ないです。
吸盤や結束バンドは手軽さが魅力
手軽かつ傷などをつけることがないのが吸盤タイプ。
接地面がサイディングなどのように凹凸があるところには設置できないので、使用することの出来る場所の制限はあるものの窓があれば手軽に設置することができるのが最大のメリット。
吸盤なので、設置している場所を傷つけることがないのが嬉しいですね。
耐荷重は吸盤4個を使用した場合、15㎏。
透明なガラス面はもちろん、プラスチック面にも使用可能で取り付けも簡単なので賃貸などに住んでいる方やキャンプで車などに貼り付けて使用するなど、使用できる場面が多そうなのが良いですね。
また、手軽さといえば結束バンド。
物干し竿や突っ張り棒などにタープを固定するようにすれば、結束バンドも有効に使用することができます。
物干し竿や突っ張り棒などに固定すれば、使用しないときには竿や棒にタープを巻き付けるなどして型付ければ片付けも楽々。
雨や風が強い時にもすぐにしまうことができるので手軽です。
タープを固定する方法
フェンスやベランダの手すりなどに固定
タープを設置する場所にフェンスや手すりなどがあれば、手軽に固定することができます。
我が家でも、外構工事の際に敷地にメッシュフェンスを設置したので、タープを設置したての時にはメッシュフェンスに固定して使用していました。
無風の状態では、メッシュフェンスに固定していても、そこまで負荷がかかっているような感じはしませんでしたが、風が出てくるとどうしても心配になります。
突風などでフェンスに強い力が加わったときには、フェンスが曲がってしまったり最悪の場合折れてしまうこともあるのではないか・・・と思い、我が家では早々に辞めました。
ベランダの手すりでしたら、メッシュフェンスよりは強度があると思いますので、より安心でしょう。
地面にペグを打つ
次に、地面にペグを打つ方法です。
タープやシェードに付属でついてくるものもありますので、メジャーな固定方法と言えるでしょう。
タープをロープで引っ張り固定するだけなので、ペグを打てる場所さえあれば固定できるというのが良いですね。
ただし、我が家で採用しなかった理由としては、庭に人工芝を敷いているので、タープを張る度に人工芝にペグを打ちたくない・・・という思いから。
同じように人工芝を敷いているご家庭の方には、あまりオススメとは言えません。
タープを設置しようとする度にペグを打つのも面倒ですよね。
ブロック留め具を使う
そこで我が家が採用したのは、ブロック留め具を使うということ。
よく見かけるコンクリートブロックや、物干し土台、単管ブロックなどでも代用は可能なのですが、どれも見栄えが悪い。
詳しくは次回の記事に書きますが、見栄えの悪いコンクリートブロックが常に庭に置いてあるというのが嫌だったので地面に埋めて使用できるようにしました!
他の方法と比べて準備するのに時間はかかってしまいますが、強度と見栄えにおいては文句なしでした!
見栄えなどはあまり気にしない!という場合には、フェンスなどを壊してしまう心配もなく良いかと思います。
ウエイトを使う
そして、我が家では使用していないものの、便利だな!と思ったものがあったので紹介します。
この注水ウエイトは、水を入れるだけで簡単にウエイトとして使用することができます。
しかも他の色々なウエイトと比較して、このウエイトはシェードを固定することを想定して作られているのでシェードを固定するためのポール用ポケットや紐用の通し穴がついているというところが優れています。
使用しないときには水を抜けば良いですし、コンパクトにしまうことができるので前述のコンクリートブロックのように常に庭に置いておくということがなくなります。
材質も樹脂なので、置いている場所が傷つくという心配がないのもオススメのポイントです。
また、先日ホームセンターの園芸コーナーでウエイトを発見。
ネットでも【園芸 ウエイト】で検索するとたくさん出てきました。
だいたいの商品で、ウエイトにフックがついているので、タープを固定するのにも楽ですし、見栄えもレンガのようなデザインなどもあり、コンクリートブロックを置いておくよりは庭に馴染みそうです。
まとめ
我が家は、外壁に金具をビス留めをするという方法でタープを固定しました。
実際にタープを設置した方法は次の記事をご覧ください。
実際に設置してみると、日陰になる場所が狭かったので、どのくらいの範囲を日陰にしたいのか、タープを固定するとしたらどんな方法が出来そうなのかをよく検討してみてください。
設置したい場所や、タープの大きさによって使用する金具や固定方法が異なってきます。
自分の家や環境に一番合ったタープ・シェードを見つけて快適なおうち時間を過ごせますように!
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