トイレの換気扇 下に付けるメリットとデメリットは

家づくり

賃貸住宅に住んでいたときには気にもしなかった換気扇の位置問題。

私たちは、家づくりの時に色々と調べてトイレの換気扇を下に設置しました。

トイレの換気扇の役割とは

もはや説明の必要もありませんが、トイレの換気扇が一体どのような役割をしているのかということ。

トイレの換気扇は、室内の空気を外に排出し外部のキレイな空気を取り込むという役割があります。

トイレは他の部屋と比較しても狭い空間なので、臭いがこもりがちに。

換気扇の役割が特に重要になります。

臭い・匂いの性質は

アンモニアは空気より軽い

トイレの臭いの原因にもなるアンモニアは、空気よりも軽いという性質があります。

そのためアンモニア臭を放置して、トイレ内の空間に溜まってしまった場合、天井付近に集まります。

その他の悪臭は空気より重いことの方が多い

ただし、アンモニア以外の悪臭(何とは明記しなくても察してください…)については、基本的には空気よりも重いことの方が多く、下の方に停滞します。

料理などの香りについては、調理している段階で空気が温められているので温められた空気や水蒸気と一緒に上に登っていくことが多いのですが、トイレ内の臭いにはそのようなことはありません。

特に風などがない空間の場合には、悪臭が下に落ちていくことになります。

換気扇を下につけるメリット

では、一般的には天井付近についていることの多い換気扇を、下につけることでどのようなメリットがあるのか。

色々な臭いが鼻を通らずに済む

上記で臭いの性質について書きましたが、アンモニア臭にせよその他の臭いにせよ、臭いの元は腰よりも低い位置にあります。

換気扇が天井付近についていると、どちらの臭いも鼻の高さを通って排気されることになります。

そもそも腰よりも低い位置に臭いの元があるのであれば、わざわざ高い位置で排気せずに近くで排気した方が効率もいいと言えます。

実際に使用してみて二年経過しましたが、臭いが気になると思ったことも、誰かに言われたこともありません。

換気効率は問題なさそう!

換気扇の手入れがしやすい

そして、換気扇を下につけることのメリットの2つ目としては、換気扇の位置が低いことで掃除などの手入れがしやすいということです。

高い位置にあるというだけで、掃除のハードルって少し上がりませんか?

実際、下についているから毎月掃除しているか?と聞かれれば、答えはノーなんですが(笑)

それでも、わざわざ踏み台を持ってきたり、高いところに手を伸ばしながら掃除することはないぶん、少しお手入れは楽になると思います。

換気扇が目立たない

そして、お洒落なお家を目指す人におすすめなのが、換気扇が目立たなくなるということ。

そもそも言われなければ、今までの人生でトイレの換気扇がどこについているのかなんて気にしたこともありませんでしたが…

Instagramなどでおしゃれな家づくりをしている人は、割と換気扇を下につけている!

換気扇が便器よりも少し下くらいの位置に取り付けることで、換気扇が隠れて見えにくくなります。

換気扇が白いのが嫌で、我が家は壁紙に合わせて塗装までしてみたよ!

塗装に必要なもの

  • 新聞紙もしくは養生シート
  • マスキングテープ
  • 軍手
  • スプレーブース(必要ならば)
  • やすり
  • 缶スプレー(下地用と好きな色)

我が家は、この塗装セットを使って電気のコードや金属の部材なども塗装しました!

ペンダントライトを塗装してみた話はこちらから!

換気扇を下につけて気になったこと・デメリット

では、実際に換気扇を下につけたことで感じたデメリットについて。

夏場は熱がこもる感じがする

一番のデメリットに感じたことは、夏場にトイレ内にこもった熱がなかなか抜けない気がするということ。

温められた空気は上にいく性質は皆さん知っている通り。

夏場に、狭いトイレ内で温まってしまった空気はどんどん天井付近に集まります。

換気扇が下についている分、夏場の暑い日などにトイレに入ると

・・・トイレの中、蒸し暑いな

と感じることがありました。

実家のトイレが通常の天井付近に換気扇がついているタイプなのですが、比較してみると我が家のトイレの方が熱がこもっているような気がしました。

冬場の風が強い日は、少し寒い

逆に冬場の場合。

風が強いような日には、換気扇から若干冷たい風が入ってくるような気がします。

とは言っても、キッチンの換気扇ほどの威力があるわけではないので、隙間風のようなスース―した風がどこからか入ってくる…?程度です。

天井付近の換気扇の場合にも外気の影響を受けることはあると思いますが、

換気扇を下につけて自分との位置が近くなったぶん、より外気の影響を感じるのだと思います。

スペースに余裕がある場合は、小型のヒーターなどを設置すればより快適になります。

が、我が家では今のところそこまでの必要性は感じていません。

これは、トイレの換気扇が上についていても起こる問題なので、換気扇を下につけたからという問題ではありませんが念頭に置いておくといいと思います。

まとめ

トイレの換気扇を下につけて生活して2年が経過しました。

臭いのことと、見栄えのことを考えて換気扇を下につけるという選択をしましたが、生活していて大きなデメリットになるようなことはありませんでした。

我が家の場合、1階・2階のトイレどちらも換気扇を下につけたので単純な比較が出来ないのですが…。

それでも、手入れのしやすさや見た目のスタイリッシュさを考えると、下につけて良かったと思っています!

外気の影響を感じやすいというデメリットはあるような気がしますが、天井付近に換気扇をつけていても暑い日は暑いし、寒い日は寒いはず。

下に換気扇をつけたぶん、換気扇よりも高い位置・鼻に近い高さあたりに芳香剤や消臭剤を置くようにすると、よりトイレ内が清潔な香りになるのでおすすめです。

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