たった2回の打ち合わせで、請負契約した話

家づくり

今回は、請負契約をしたときのことについて書いていきたいと思います!

私たちは、U社と請負契約を結び、最終的に本契約・着工しています。

そんなU社、前回遂に運命のU社と出会う…!でも書いたように第一印象はよく、きっとU社と契約するだろうな~とは思っていましたが、まさか2度目の打ち合わせで請負契約をすることになるなんて、自分でも驚きです!

なぜそんなに早くU社と請負契約を結ぶことになったのかについても書いていきたいと思いますので、最後まで見ていただけると嬉しいです…✿

そもそも請負契約とは?

そもそも請負契約とは何かというと、いわゆる仮契約のようなもので、住宅を建てる時に建主がハウスメーカーや工務店など施工会社に工事を請け負ってもらう契約のことを言います。

簡単に言うと、このハウスメーカー・工務店に決めた!という意思表示のようなものです。

一般的には、請負契約(仮契約)をしたあとに間取りやプランについての打ち合わせをして、本見積もりなどが全て出来上がってから建築工事請負契約(本契約)を結びます。

請負契約(仮契約)はT社との話でもサラッと書きましたが、手付金は支払うものの、キャンセルなどが発生しても基本的には違約金などは発生せず、手付金も戻ってくることが一般的だと思います。

手付金についてはT社は50万程度、U社も50万と言われました。

ただ、あくまでも手付金ですから、50万でなくても10万ほどでも請負契約は結ぶことが出来ます。ここで払った手付金は、建築工事請負契約(本契約)の際の頭金に含まれることになりますので、請負契約の際に多く払ったから損をするということはないと思います。

なぜU社と請負契約を結んだのか

最初にも書いたように、U社の営業担当には良い印象を持っていたので、ゆくゆくはU社で住宅を建てたいと思っていましたが、2回目の打ち合わせという早い段階で請負契約をするとは思っていませんでした。

ではなぜ、そんなに早く請負契約を結ぶことになったのかと言うと、

U社の坪単価が上がることが分かったからです。

坪単価とは?

坪単価とは、簡単に言うと1坪あたりの価格のことです。

1坪=3.3㎡ で土地価格や建築費をざっくり知ることが出来ます。

一般的には、延床面積で坪単価を割り出すことが出来ますが、小屋裏収納や車庫・地下室などの建築基準法では延床面積に含まれない施工面積で坪単価を割り出す施工会社もあるようなので、坪単価を見る時には延床面積なのか施工面積なのかも見なければいけません。

また、坪単価はハウスメーカーや工務店に確認しなければ分かりませんが、その際には税込みであるかどうかもきちんと確認しましょう。

坪単価が50万円だったとして、それが税抜きだった場合と税込みだった場合を考えてみてください。

税込み価格ならば50万円ですが、税抜きだった場合には55万円となり、それだけでも5万円の差が生まれます。

それが更に延床面積分…と考えると、かなり大きな差ですよね。

ウッドショックや世界情勢の煽りを受けて

上記を読んでいただければ分かるように、坪単価が上がるということはそれだけ金額に大きな差が生まれることになります。

2回目の打ち合わせの時に、

U社営業担当
U社営業担当

単刀直入に聞きますが、前回の打ち合わせの話を聞いてU社のこと、どう思いましたか?

と就職面接のようなことを聞かれました(笑)

どうしてそんなことを聞くのかと思いましたが、素直に今までのハウスメーカーの中では一番デザイン性も住宅の性能も、営業担当さんも印象がよく、U社との契約も前向きに考えていることを伝えました。

すると、

U社営業担当
U社営業担当

実は、ウッドショックの煽りを受けて○月○日から坪単価の値上げが決まりました…

と言われました。

幸いにも坪単価が上がるのは、打ち合わせから一週間後のことだったので、

U社営業担当
U社営業担当

今回、請負契約だけでも結べば、坪単価は据え置きのまま対応出来ますが、一週間後以降は坪単価が上がった金額での契約になります…

と言われ、びっくり!

この時聞いた話だと、3万円ほど上がるとのことでした…。

3万円の差だとしても、最終的な住宅の建築費用で考えると100万円ほどの差は出てきてしまいます。

どうしようかと悩んだのですが、請負契約は仮契約で手付金は払うもののキャンセルできることは知っていたので、とりあえず坪単価が上がる前に請負契約は結んでしまうことにしたのです。

この時、U社の営業担当さんは坪単価が上がることを事前に教えてくれましたが、一般的にはそのような事前告知はしてくれません

営業さんに聞いても本来は教えていないとのことだったのですが、実際に契約をすることになったら時間をかけて一緒に家づくりをする相手だから、私たちが前向きにU社との契約を考えてくれているならば、その事実を伝えた上で請負契約を結ぶのかどうか決めてもらいたい…ということで、最初の質問をしたようです。

本当ならば告知をしなくても良いはずなのに、事前に教えてくれたことで誠実で真摯な姿勢がまた好印象となりました。

今はSNSなども発達していますから、ネットで“〇〇〇〇(ハウスメーカー) 坪単価”などと調べれば、なんとなくの坪単価は知ることが出来ますよね。

そこで、あれ?坪単価が違う!と後々バレるよりは先に言っておこう、ということらしいのですが、この時に教えてくれて本当に良かったと思います。

ちなみにこの時に、坪単価が今後下がることはあるか?と聞いたのですが基本的には無いということでした。

コロナ禍におけるウッドショックの影響はU社だけでなく、ほとんどのハウスメーカー・工務店で影響があったようで、どこも軒並み値上げの最中…という中での請負契約となりました。

現在は値上げ後の価格ですが、コロナもウッドショックもいつ収束するのか検討もつかないのが事実。

また、仮にウッドショックが落ち着き木材の価格が低下しても、一度値上げしたものに対して値下げをするというのは簡単ではありません。

ましてや住宅を建築する施工会社は、自分の会社だけでなく、住宅を取り囲む様々な住宅設備も影響してきます。

なので前述した通り、坪単価が下がるということは近い将来では考えにくいと思う…ということです。

ちなみに、ウクライナ情勢などの影響で電気代や燃料代も上がっていますよね。

それに伴い、住宅そのものの価格だけではなく、住宅設備などの物も軒並み値上がりを続けています。

請負契約するには…

坪単価が上がってしまう…ということで、U社と請負契約を結ぶことに。

ただ、U社で住宅を建てます!というだけではなく、一応この土地にこんな建物を建てます!という書類は必要なようで、時間がなかった私たちはとりあえずの要望を詰め込んだプランを仮で作ってもらうことになりました。

(もちろん、良い土地も見つけたわけではなかったので、土地もとりあえずの仮の土地でプランを書いてもらいました!)

数日後には、仮の土地に仮の間取りプランが出来上がり、仮の見積もり書も出来上がったためU社と無事に請負契約を結びました

まとめ

今回は、U社と請負契約を結ぶに至った経緯について書いていきました。

私たちは坪単価の上昇ということもあり、期日が限られた中で契約をしました。

万が一今後も価格の上下があるようなことがあれば、事前に坪単価などはよく調べてから契約をすると良いかもしれません。

請負契約は仮のものなので、手付金は支払いますがキャンセルが効くものです。

もし、請負契約をしてしまったあとにやっぱり違うな…と思うことがあったり、もっと良い施工会社に出会うことなどがあればキャンセルをしても問題はないので、現在ハウスメーカー探しをしている方やこれから家づくりを始めようとしている方の参考になればと思います。

私たちは時間もなかったので、U社の営業担当さんがプランを書いてくれることになったのですが、後々営業担当がプランを書ける人で本当に良かった!と実感することになります。

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