庭の手入れをしていたときのこと。
あれ?こんなに雑草生えてたっけ・・・?
数日前にはなかったであろう小さな葉っぱがたくさん。
しかも、家中の砂地のあらゆるところに・・・!
グランドカバー用にクローバーを植えているのですが、すぐ近くにも・・・!
なんだこの草は・・・?!
・・・でも小さな葉っぱだし、群れて生えてていい感じのグランドカバーになりそう♩
なんて呑気なことを考えていたのですが・・・。
突然現れた草の正体はコキア?!
なんていう植物だろう・・・?
とスマホで色々調べてみると、どうやら正体は
コキア・・・!
何でこんなにたくさんのコキアが・・・?!
コキアとは?
コキアの特徴
コキアはアジア、アフリカ、ヨーロッパなどが原産の草花です。
ホウキギ、ホウキソウなどの別名があり、ふんわりとした丸い草姿が可愛らしい一年草です。
草丈は1mほどで、暑さには強いですが寒さには弱い特徴があります。
春から夏にかけては、緑色のきれいな葉っぱですが、秋になるにつれて紅葉し鮮やかな赤色へと変わっていきます。
増やし方
コキアは一年草のため、冬越しはしません。
そのため、コキアは種で増やすことができます。
紅葉したあと徐々に枯れていくように茶色へと変化していくので、このころになると種を収穫することができます。
その種を種まきの時期である4~6月に植えることによって増やすことができます。
ほうきにしたり種を食べたりすることもできる
コキアの種は、秋田の郷土料理のとんぶりとしても知られているようで、まるでキャビアのようなプチプチとした食感だそう。
ただし、種が食べられる種類は限られているようなので全てのコキアに当てはまるわけではないようです。
その他にも、コキアを刈り取って陰干しすると草ぼうきとしても利用できるそうです。
コキアといっても色々な種類があるようで、その活用方法も色々ですね。
最近では、国立ひたち海浜公園でも、秋の見所として10月にコキアカーニバルという名称でイベントを開催しています。
昨年植えたコキアが原因
ここまで調べてみて、思い出したのです。
紅葉がキレイだと思って、夏~秋にかけて花壇に植えていた・・・!
去年の夏に、ふわふわとした草の形がかわいいのと、紅葉するのが魅力だと思い、庭にコキアを3株植えていました・・・。
一年草だとは知っていたけど、3株だけでこんなに増えてしまうなんて・・・
特に手入れしていなくても、しっかり増えた
見た目がかわいいからという理由だけであまり調べもせずに庭に植えたコキア。
手入れなどもそこまで大変ではなく、紅葉を楽しんだあと枯れてきたので、枯れたあとは全て抜いて処分していました。
意図的に種を蒔いたわけでもなかったのに、気づけば色々なところから芽を出していました。
植えていたところから1mくらいのところはもちろんのこと、一番離れているところでは4~5mほど離れているところにも生えていました。
しっかり根も張っている
葉っぱ自体は1㎝にも満たないほど小さな可愛らしい葉っぱでしたが、抜いてみると根っこは3㎝以上にもなっており、砂利の場所でもしっかりと根を伸ばしていました。
放置すると他の植物にも影響が出そう
グランドカバーに植えているクローバーの隙間からも芽を覗かせていて、寄せ植え風に・・・。
クローバーもとても強い植物なので、このまま放置しておいたらどちらが勝つのか・・・。
クローバーだと負けずに元気に育つような気もしますが、他の植物の近くにこんなに群生していたらきっと影響が出てくるでしょう。
コキアを植えるときの注意点
大きくなりすぎることがある
コキアは成長の早い植物なので、植える場所によっては背丈が1mほどにまで成長してしまいます。
植えるときには隣接する植物に影響がないように配置を考えたりスペースを確保する必要があります。
鉢植えの場合にもサイズを考慮して
大きくなりすぎないように鉢植えにする場合にもサイズには気を配る必要があります。
コキアは根を広く張るので、あまりに小さい鉢植えやコンテナに植えてしまうと根詰まりを起こして枯れてしまったりします。
鉢植えに植える際にも少し余裕を持ったサイズ感で植えるときれいに育ちます。
こぼれ種で増えやすい
ここまで読んでもらって分かったように、我が家ではこぼれ種でしっかりとコキアが生えてきました。
庭にコキアを増やしたい♩と思っても、こぼれ種で増やすと我が家のように生えてほしくない場所から増えてしまったりするので、増やしたい場合にはきちんと種を収穫して、鉢植えなどに種蒔きをして増やしたほうがいいかと思います。
こんなに簡単に増えてしまうとは思っていなかったので、
近隣の家の庭にも生えてきたりしませんように・・・
と思っているところです・・・(笑)
幸いにも近隣の家には砂地の部分がほとんどないので、我が家のようにコキアが生え放題!なんてことは無さそうですが。
まとめ
昨年植えていたことすら忘れていたコキアでしたが、気温が暖かくなり、あちこちから芽を出してしまいました。
樹形が可愛らしく、手間のかかる手入れもなく、秋にはきれいな紅葉も見られるし・・・♩と思って植えたものでしたが、紅葉が終わったあとにきちんと処理しなければこぼれ種でこんなにも増えてしまうということが分かりました。
意図的に増やすのであれば、毎年種から育てながら紅葉までの長い期間楽しむことができるので、とても良い植物だと思います。
一方で、育てる場所の広さが十分でなかったり、他の植物も一緒に育てている場合などには植え付ける場所には注意が必要です。
意図しない場所に生えてしまったコキアはきちんと選別して、プランターに移すか、きちんとした場所を確保して育ててみようと思います。
庭に植える植物のこと、もう少しきちんと調べてから植えよう・・・!
と反省した出来事でした(笑)
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