前回のテレビボードを自作する手順 part1に引き続き、書いていきます。
板を適当な大きさに加工したあとは、ひたすら濡らしてはやすりをかける・・・の繰り返しでしたが、ここからはいよいよ塗装になります。
側面に養生をする
いきなり塗装をする前に・・・まずは側面を養生テープで保護していきます。
塗装も何回かに分けて塗っていくのですが、何度も塗り重ねていくうちに、必ず塗料が側面部分に垂れてしまいます。
際を塗ろうとするときにも、塗料が溜まってしまったりして、仕上がったときに側面が汚くなってしまったりも・・・。

しっかり際まで塗るために、養生は欠かせない!
一回目の塗装
一回目はたっぷり塗装してOK
いよいよ塗装していきます。
塗装をする前に大切なのが、塗装しようとしている木材の面が完全に乾いているかどうか。
水分があると、塗装をしたときに気泡が出来てしまったり、表面が滑らかになりませんので、完全に乾いている状態で塗装をしていきます。
また、やすりをかけたあとには細かな木くずなどが付着していますが、乾いたガーゼや布などで表面を拭くと比較的きれいに木くずも取り除くことができます。
水分と同様に、木くずなどがついたまま塗装をしてしまうと、手触りがザラザラとしてしまうので注意してください。

水分や木くずはきちんと落としてから塗装しよう!
塗装もやすりと同様に何回かに分けて塗るので、最初はツヤありの塗装を塗っていきます。
一回目の塗装は、ベースになるのでたっぷり塗装してよいです。
ムラはできるだけない方が良いですが、一回目の塗装なのであまり神経質になることはありません!
実際に塗料を塗っていくと分かると思いますが、一度目の塗装は少し塗りにくさがあります。
木が乾いているため、塗料を塗っても木が吸ってしまってツヤツヤにならないような感じがします。
そのため、たっぷり塗ったとしてもうっすらと塗れた・・・?みたいな見た目になりますが、2~3回塗装するので、一度目はこのくらいで問題ありません。
原液をそのまま塗っても勿論OKですが、粘度があって塗装しづらい!という場合には、バケツに水を少し入れて、塗料を薄めて塗ると比較的サラサラと塗りやすかったです。
一面に塗料を塗ったら、一度乾かします。
表と裏の両面を塗装したい場合には、乾くのを待っている間にもう一枚の板を塗装していると効率よく作業することができますよ。
表、裏、側面と塗装をして、しっかり乾かしたら次の工程です。
乾いた面をやすりがけする
なんと再びヤスリ。
ただし、前回のようなハードなやすりがけではなく、板の表面を触ったときにざらざらと手触りの悪い個所が必ずあるので、その部分がなくなるように軽くやすりをかけていきます。
この時には、電動サンダーを使ってやすりをかけるというよりは、小さな木材などに紙ヤスリを巻き付けて、軽くヤスリをかけると良いでしょう。
使用するやすりですが、どの程度の凹凸があるかにもよりもますが、240番以降を使用すれば問題なさそうです。
あまり粗いやすりでこすってしまうと、傷になったり逆にザラザラになってしまうので気をつけてください。
全ての面をきちんとやすりがけします。
木くずを乾いたガーゼや布で拭き取る
軽くやすりをかけるだけでも、必ず木くずや余分な塗料が粉になって出てきます。
前述したように、そのまま塗料を塗るとザラザラするので、ここでも必ず乾いた布で板を拭いていきます。
また、塗装をすると刷毛の毛が抜けて、塗料と一緒に付着していたりもします。その他にも小さなゴミが一緒に固まってしまっている場合があるので、探して丁寧に取り除いていきます。
二回目の塗装
二回目の塗装は薄めに
一度目の塗装が乾き、かるくヤスリをかけて、乾いた布で拭き取ったあと・・・
二回目の塗装をしていきます。
二回目の塗装は、一回目と比べると塗料の伸びがよくなったような気がして塗りやすいかと思います。
全体的にツヤも出て、木材の雰囲気も変わってきます。
二回目はムラがあると、手触りが凸凹してしまうので、塗り残しがないようにするときれいに仕上がります。
再び乾かしてヤスリをかけ、乾いた布で拭き上げる
再びヤスリをかけていきます。
一回目よりは木材にツヤが出て、キレイな面になっていると思うので、二回目のヤスリがけは手で触りながらザラザラとしているところ(塗料を塗りすぎたところ等)を平らに均していくイメージです。
ヤスリをかけると、木材ではなく余分な塗料が粉になって出てきます。
手が真っ白になるほど粉が出てくるはずなので、乾いた布でしっかりと拭き上げると良いでしょう。
三回目の塗装
仕上げはツヤ消し塗装!
いよいよ仕上げに入ります。
最後はツヤ消し塗装をしてきます。
もちろんツヤがある方が好みの方もいると思うので、そのような人は前述のツヤありの塗料を仕上げに塗ってください。
我が家ではツヤ無しのオークの床材を採用していることもあり、テレビボードにもつや消しの塗装をしました。
つや消しにしたことで、床のオーク材とより質感が似て、大正解でした!

仕上げの塗料は、床材がツヤありか無しかで選ぶと良し!
つや消しの塗料であっても、2回目までとの手順は特に変わりません。
ただ、仕上げの段階になるので、ムラにならないように均一に丁寧に塗っていきます。
最後のやすりがけは本当に軽く!
木材を乾かしたら、最後のやすりがけです。
最後のやすりがけは400番か600番などの細かいペーパーサンドで仕上げていきます。
ここで、強くやすりをかけてしまうとせっかく塗装した面に傷がついたり、かえって凸凹してしまったりするので、本当に軽くなでるようにやすりをかけていきます。
側面を含めて、塗装をしたすべての面に丁寧にやすりをかけたら木材の塗装は完了です☆
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