埋め込み式スピーカーを採用するときの注意点

内装

今回は、前回の我が家で採用 自慢したい天井埋め込みスピーカー!の続きになります。

実際に採用するときの注意点がいくつかありますので、紹介していきたいと思います!

まず、我が家で採用したのはこちらのスピーカーです。

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2台1組のものを2つ購入し、全部で4つのスピーカーを天井に埋め込んでいます。

↑ こんな感じになります。

このスピーカーを施工するにあたって、スピーカーまでの空配管・天井の穴あけまでは電気屋さん・大工さんにお願いをしました。

それ以降の配線や、取り付け・動作確認などは全て自分たちでやりました。

天井裏に設置できるスペースがあるのか

まず何といっても施工できるのかどうかを確認する必要があります。

天井埋め込み式のスピーカーにする場合、天井裏部分にスピーカーを埋め込まなければならないため、天井裏にある程度の空間が必要になります。

天井高を上げていたりリビング部分が吹き抜けになっている、その他にも施工する天井裏に埋め込むための十分なスペースがない場合には施工は出来ませんので、埋め込み式ではない(吊り下げやブラケットタイプ)スピーカーを採用することをオススメします。

また、スピーカー自体の厚みが入るだけではなく、スピーカーによっては埋め込む部分を何かしらのボックスで覆わなければならないタイプもあります。

なぜ天井裏に埋め込むのに、さらにボックスで覆わなければならないのかというと、天井裏にスピーカーを埋め込むことで音が天井裏を伝って2階のフロアに響いてしまうからです。

1階の天井と2階の床との間の空間にスピーカーを埋め込む場合、スピーカーから音を出すといわば太鼓のように音が反響し更には増幅してしまう可能性もあります。

家の間取りや構造にもよるので一概には言えませんが、せっかく埋め込みスピーカーを採用したのに、スピーカーの音がうるさくて夜間はスピーカーを使用できない・・・。スピーカーがうるさくて寝室でゆっくり眠れない・・・。なんてことが起きたら最悪ですよね。

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我が家で採用しているものは、そういったスピーカーを覆うボックスなどが不要な仕様になっているのでボックスの厚みやサイズなどを考えなくてもよかったのですが、そういった仕様でない場合にはスピーカーの厚みの他にもボックスのサイズなども考えて、天井裏にスペースがあるのかどうか確認が必要になりますので、埋め込み式を検討している場合には早めにどの商品を使おうとしているのか、そのスペースが確保できそうなのかを確認しましょう。

実際我が家では、スピーカーの真上に主寝室がありますが、スピーカーを使用していても音が響くような感じは全くありません

ダウンライトや点検口などの配置を確認する

次に確認したいのが、どこに埋め込むのか。

天井裏にスペースがあれば施工できるのですが、気をつけたいのがダウンライトや点検口などの配置

照明計画なども家づくりの過程では進めていきますが、その時にはある程度のスピーカーの型番や大きさ、数などが分かっていなければなりません。

照明計画が終わったあとに、スピーカーをつけようとすると、スピーカーの配置のバランスが悪くなってしまったり、ダウンライトがあってスピーカーをつける場所がなくなってしまった!なんてこともあり得るからです。

スピーカーの位置とダウンライトの位置を確認して、バランスよく配置できるようにしておくと良いでしょう。

天井の補強は必要か

私たちがスピーカーを採用するときに気になったのが、天井の補強が必要なのかどうか。

私たちが家を建てたハウスメーカーでは、天井にスピーカーを埋め込む事例はそこまで多くなかったので、自分たちで色々と調べつつ担当の方と確認をしながら話を進めていきました。

採用したスピーカー自体の重さが1つ約2キロほど。

それを4つも天井に埋め込むわけですから、天井自体がその重さに耐えうるのかどうかは気になりました。

実際にスピーカーを埋め込むときには、スピーカーについているクリップのようなもので天井の石膏ボードを挟み込んでスピーカーを固定します。

そのため、スピーカーの重さが一点に集中するのではなく、ある程度荷重が分散するようになるので2キロ程度のものだったら補強は必要なさそうでした。

ちなみに、採用したスピーカーには付属でサポートレールという補強用のパーツがあり、それをそのまま使用したかったのですが、我が家の軽天には合わず、そのまま使用することはできませんでした。

もし、そのまま使用できそうなのであれば、付属品を使って簡単に補強することができるので、オススメです!!

我が家では念のため、補強をしたかったのですが、下地を入れるようにすると一か所何万円もの費用がかかると言われ・・・色々考えた結果、軽天という天井裏の骨組みの間隔を調整してもらい、代わりの補強金具を取り付けられるようにしてもらいました!

 現場の大工さんと仲良くなっておいて本当に良かった~! 

基本的に補強が必要ないとは言え、天井の状況によっては補強が必要になる可能性も十分にあるので、自分で判断するのではなく、設計士さんや担当の方とは必ず相談した方が良いと思いますので、一度打ち合わせの時などに確認すると良いと思います。

また、吊り下げ式のスピーカーやブラケットタイプのものを選ぶ場合には、スピーカーの重さが一点に集中するような形になるので、下地を入れるなどして補強しなければならないと思います。

どのように配線をするか

次に考えておきたいことは、どのように配線をするかどうか。

スピーカーによっては、ダウンライトなどと同じように電源の配線が必要になるものと、アンプと繋ぐスピーカーケーブルが必要なもの、もしくは両方のケーブルが必要なものがあります。

何にしても、配線は必要になるので、どの場所を通してどのように配線をするのかを考えておく必要があります

ちなみに、我が家ではスピーカーとアンプ間のスピーカーケーブルが必要でした。

現在家づくり中の方で、設計段階の方は何のケーブルが何メートル必要なのかを含めて、電気屋さん設計士担当と相談しておくといいと思います。

ちなみに我が家は、自分たちでケーブルを用意して配線するようにしたので、電気屋さんにはすぐに配線できるように空配管を予め通してもらいました。

梁出し・天井を上げている我が家は真っ直ぐに配管することが出来なかったので、配線をするときに少し手間がかかりました。

天井の状況によっては少し入り組んだ配管になる可能性があります。

また、配管を通してもらうときには、ケーブルの頭がすんなりと通る太さかどうかも確認しておくと、配線を通すときにスムーズです。

どのタイミングで天井に穴を開けるのか

そして意外と重要なのが、どのタイミングでスピーカーを埋め込むための穴を天井に開けるのかということ。

ハウスメーカーや工務店、もしくはそれらと提携している設備屋さん・電気屋さんがスピーカーの施工を請け負ってくれる場合には問題ないかもしれませんが、私たちの場合は最初に書いたように費用削減のため、空配管・穴あけ以外は自分たちで行いました。

やはり全ての工程をハウスメーカーや工務店、設備屋さんにお願いをすると高額な費用がかかってしまう場合があるので、出来る部分は自分たちでやろうと思ったのですが、天井の穴あけはクロスを貼る前にやりたかったので、大工さんにお願いをすることにしました。

なぜクロスを貼る前に穴開けをしたかったかというと、クロスをきれいに貼ったあとに自分たちで穴を開けようとすると、穴あけは出来るけれどせっかくきれいに貼ったクロスがよれてしまったり破けてしまったりすることがあるからです。

クロスを貼ったあとに自分たちで穴を開ける場合にも、クロスをそのまま円形にくり抜かずに、丁寧にクロスだけを剥がして、石膏ボードのみを円形に切って、残ったクロスは巻き込むようにして元に戻すようにすれば比較的きれいに戻せるとは思います。

ただ、新築の家のきれいな天井、きれいなクロスに自分たちで穴を開けたり傷をつけたりするのはなかなか勇気の入る行動ですよね・・・(笑)

なので私たちは、クロスを貼る前に大工さんに穴を開けてもらい、クロス屋さんには開いた穴に沿ってきれいにクロスを巻き込んでもらうことにしました。

 大工さんには事前に付属の型紙を渡しておくとスムーズ! 

穴を開けてもらう作業自体もそんなに難しくはないので、大工さんが快く引き受けてくれました!

おかげでクロスを貼ったあとの仕上がりもキレイで、大満足です。

まとめ

今回は、スピーカーを取り付ける際に予め確認しておくと良いポイントについて書いてみました。

どこまでをお願いして、どこから自分たちでやるのかを考える上でも大切なポイントになると思うので、少しでも参考になればうれしいです!

埋め込み式のスピーカーが採用できるのは、新築のタイミングがベストだと前回の我が家で採用 自慢したい天井埋め込みスピーカー!でも書きましたが、改めて振り返ってみると新築のタイミングで採用して本当によかったと思っています☆

次回は、実際に使用してみての感想や、費用について、もう少し触れていきたいと思います。

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