この記事を読んでいるということは、画面の向こうの貴方も紙オムツを洗濯して途方に暮れているのでしょうか・・・。
つい先日、新居に住んで3回目となる紙オムツを洗濯機で洗濯するという記念しがたい記録を更新しました。
1回目、2回目と経験して、もう絶対!二度と!同じ過ちを繰り返すものか!!!!と思っていた矢先でしたので、ショックを隠し切れません・・・。
紙オムツを洗濯すると、どうなるのか
まず気になるのが、紙オムツを洗濯機で洗濯するとどうなるのか、ということです。
紙オムツには、高分子吸水材といわれる、いわゆる吸水ポリマーというものが使用されています。
紙オムツは、吸水ポリマーが入っていることで、大量の水分も吸収し漏れないようにしています。
吸水ポリマーは細かな粒子状になっていますが、水分を含むと膨張しゼリーのようになります。
この他にも、水分を瞬時に吸水するための綿状パルプと呼ばれる、ふわふわの綿のような素材が使用されていることにより、履き心地や吸水性を高めているのです。
そんな様々な素材が使われているオムツを、洗濯機で洗濯してしまうとどうなるのか。
ラッキーなパターン
非常にラッキーなパターンでは、オムツをきちんとテープで留めていたり、ポリマーやパルプが水分を吸えない状態かつテープで留めている状態で洗濯してしまった場合、あるいは幸運が重なった場合は、洗濯物の中からパンパンに膨れ上がったオムツが救出されることになるでしょう。
この場合は、オムツを取り出し、改めて衣類を洗濯をすれば良いと思います。
残念なパターン
では、残念なパターンはというと、
オムツをテープで留めていない状態や、オムツが洗濯の威力に耐えきれず洗濯の途中で破れるなどの破損があった場合には残念なパターンになることが多いです。
ちなみに私は、オムツを3回洗濯したうち、3回とも残念なパターンです。
洗濯している途中に、オムツが破れたことによりオムツ内部の素材が全て衣類にまとわりついて、衣類はもちろん洗濯機も全てゼリー状のポリマーや細かなパルプが付着した状態になります。

今回も衣類が全てこんな感じに・・・。
塊になっているのが、水を含んでジェル状になったポリマー。
細かな綿のように薄っすらとまんべんなくついているのがパルプです。
最悪なパターン
そして、最悪なパターンとしては残念なパターンに加えて、洗濯機の排水部分に大量のポリマーが流れて詰まってしまった場合には、排水口が詰まってしまったり、洗濯機が故障・使用できなくなってしまうことすらあるのです。
紙オムツを洗濯したあとにやってはいけないこと
衣類をそのまま乾燥機などに入れること
まずやってはいけないこととしては、パルプやポリマーが付着してしまった洗濯物をそのまま乾燥機などに入れてしまうことです。
乾かすこと自体は有効なのですが、乾燥機を使用してポリマーの付着した衣類を乾燥させてしまうと、ポリマーが溶けてしまったり、溶けたものが乾燥機の内部に付着したり乾燥経路に付着することで故障してしまうからです。
排水口にそのままポリマーを流す
衣類についてしまったポリマーやパルプを取り除こうと、風呂場や洗面化粧台などで落としたくなりますが、そのままポリマーを排水口に流してしまっては、排水口の詰まりの原因になります。
水道が使えなくなってしまう可能性もありますので、排水口には絶対に流さないようにしてください。
付着したものを落とさず再度洗濯機を回す
上記と同じ理由になりますが、ポリマーなどが付着した状態の衣類を洗濯機で洗濯してしまうと、ポリマーが洗濯機の排水部分を詰まらせてしまうので、絶対にNGです。
紙オムツを洗濯してしまった時の対処法
では、実際にオムツを洗濯してしまったらどのように対処すればよいのか。
半年で3回も紙オムツを洗濯しているプロ(←)は、かなり手際よく対処することが出来るようになりました。
衣類を取り出して、洗濯機についたポリマーなどを取り除く
まずは、衣類を取り出して洗濯機の状態を確認します。
大体、オムツが破損している場合には、洗濯機の内側や糸くずフィルターなどにポリマーやパルプが付着していますので、出来るだけきれいに取り除くようにします。
ドラム式洗濯機の場合、ドアやパッキンなども忘れずに取り除きましょう。
タテ型の場合は、糸くずフィルターを外した時の内部にもポリマーが付着していると思うので、きちんと確認し、できるだけ取り除いてください。
洗濯槽掃除モードなどを使用し、排水に問題がないか確かめる
洗濯機に付着したポリマーを取り除いたあとは、洗濯槽を洗って、内部にポリマーが残らないようにします。
その際、私は洗濯槽掃除モードを使用していますが、洗いモードのみを選択して掃除することもできます。
洗いモードで洗濯槽を掃除するときには、水位は一番高く、洗いの時間は最長に設定します。
どちらのモードでも、水が溜まったらドア・ふたを開けて、浮いているゴミやポリマーをきれいに取り除きます。
ポリマーがなくなったら、電源を押し、運転を止めます。
洗濯槽に溜まっている水を排水するので、脱水モードを選択し排水します。
衣類は風呂場や庭など、広い場所でポリマーを取り除く
次に、衣類についたポリマーを丁寧に取り除いていきます。
前述した通り、排水口にポリマーを流してしまうと大変なので、風呂場で作業するときには新聞紙や大きなビニールを広げて、床に落ちたポリマーはそのままゴミ箱に捨てるようにすると楽です!
衣類が乾いてしまう前にブラシなどを使って、出来るだけきれいにポリマーを落としていきます。
ポリマーを落とす前に乾燥してしまうと、ポリマーが乾いて非常に落としづらいです。
衣類を自然乾燥させる
ポリマーを丁寧に落としたあとは、洗濯する前に自然乾燥をさせます。
ポリマーやパルプは乾燥させると乾いて、ポロポロと取れるようになります。
乾燥させたあとは、叩いて落としたり、粘着テープやコロコロなどを使って取り除くようにすると、かなりきれいになると思います。
取り切れないものは再度水洗いする
それでも取り切れなかった場合には、再度水で手洗いすると割ときれいになりました!
ただし、何度も言いますが、ポリマーやパルプを含んだ水を排水口に流してしまうと詰まりの原因になりますので、水洗いする場合には庭でやると良いでしょう。
まとめ
新居に住んで半年の間に、3回も衣類・洗濯機をポリマーだらけにしてしまった私ですが、ここでまとめた方法で対処した結果、洗濯機は無事に今でも使えています!
このときポリマーだらけになってしまった衣類も、問題なく着用できています。
本当に良かった・・・!
紙オムツを洗濯してしてしまったときは、ポリマーを根気強く丁寧に取り除くことさえ出来れば大丈夫です!
取り除いたポリマーは排水口には流さないようにだけ注意してくださいね。
おまけ:後日談
3回目の紙オムツ洗濯を経験した翌日・・・。

誰だよ、入れたのぉぉおおーーーーーーーー!(たぶん子どもの仕業)
洗濯機は無事でしたが、今度は洗濯物と洗濯機が紙だらけになりました・・・。
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