ゆんです。
今回は、間取りを考える上でとても参考になるモデルハウス。
そのモデルハウスを見学する上で、私たちがこんなところを重点的に見ていました!というポイントを書いていきたいと思います。
誰かの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただけると嬉しいです…☆
住宅展示場ではなく、実物大モデルハウス?
家づくりを検討している人は、住宅展示場に足を運んだことは一度はあると思います。
色々なハウスメーカーや工務店が一同に集まっており、比較しやすかったり、一度に話を聞けて参考になることもたくさんありますよね。
きっと色々なメーカーやモデルハウスを見て「…うわぁ~!」と夢が広がった人も多いはず。
その一方で、住宅展示場にあるモデルハウスは各メーカーの最先端であり、最上級モデルが揃っており、そもそも規模が全然違う!ということや現実離れしている間取りもたくさんありますよね。
土地の広さや予算を考えても、展示場の間取りやデザインをそっくりそのまま参考にすることは難しいことが多いので、ハウスメーカーや工務店など施工会社が決まったら、住宅展示場のモデルハウスではなく分譲地などにあるモデルハウスを巡るととても参考になると思います!!
一般住宅とサイズ感が近い
前述した通り、住宅展示場のモデルハウスは採用しているもの等のスケールが大きいですよね。
建物そのものの建築面積はもちろんのこと、通路の幅であったり、洗面・脱衣所・トイレなどの各生活空間も、全て一般住宅よりも大きく作られているはずです。
一方、分譲地型のモデルハウスや実例見学会でのモデルハウスは、そもそも建てている土地や建物のスケールが一般的なサイズのものがほとんどです。
周辺の道路環境を考慮した間取りの作り方や駐車場・外構など、参考になるポイントがたくさんあります。
一般住宅サイズの家を建てる際には、同じような建坪の家やスケールの家を見た方が断然参考になるというのは言うまでもありません。
このように、実際のサイズ感やイメージを持ちやすいというのは最大のメリットです。
標準仕様の実物を見ることができる
メリットの2つ目は、施工会社の標準仕様の実物が見れるということです。
モデルハウスを見学する時には、大抵建築をお願いしようとしている施工会社のモデルハウスを見ることが多いと思いますので、自分たちがお願いしようと思っているハウスメーカーの建物を見ることで、標準仕様のもの つまり自分たちの家にも使われるかもしれない建具や設備の実物を見ることが出来るのです。
実際に、間取りや仕様を決める打ち合わせをする際には『〇〇〇〇で見た、あの・・・』というような会話が多く、実物を見ていたことでスムーズに打ち合わせを進めることが出来た&安心感がありました!
デザインや間取りが参考になる
メリット3つ目は、アイディアが参考になるということです。
分譲地型のモデルハウスは、一般住宅程度の土地に建てられていることは勿論、住みやすさも考えられた間取りになっています。
家事動線の取り方や、空間の使い方、家具のテイストや配置の仕方など、随所に真似できるポイントがあります。
注文住宅では、規格住宅などを除いて自由設計が可能になりますので、施主となる私たちも色々な建物やデザイン・間取りを見ておくことで、選択の幅が格段に広がるはずです。
モデルハウスを見ておくことで、自分たちだけでは考えられないアイディアがたくさん隠れていたり、将来を見据えた間取りやデザインを見ることで、自分たちの未来の生活もより想像しやすくなります。

実例見学会はかなりオススメ!
ここまで書いたように、分譲地型のモデルハウスを見学することで参考になることがたくさんあります。
そして、それと併せてオススメしたいのが、実例見学会です!
実例見学会って?
実例見学会とは、施工会社が自社で施工した住宅を、施主の了解を得て、一定期間の間だけ一般の見学者に公開しているイベントのことです。
完成間際の建物で、入居前の短い期間という限られた期間でしか見学することができないものになるので、タイミングが合えばラッキー!
ぜひ見に行った方がいいと思います。
分譲地型のモデルハウスもそうですが、見学の際には傷をつけてしまったり物を壊したりしないように注意する必要があります。
実例見学会の建物は特に、他の方の建物になりますから上履きだけでなく、手袋も着用して見学することが基本的なマナーになります。
実例見学会がオススメな理由
実例見学会へぜひ行ってほしい理由は、モデルハウス同様にアイディアが参考になるからです。
ただ、分譲地型のモデルハウスよりも標準仕様の他に家の雰囲気に合わせた家具や設備、オプションでつけることができるものを実際に見ることが出来たり、施主支給することができるものについて知ることが出来るというのが大きなメリットです。
インスタグラムやYouTubeなどを見ていると、おしゃれな支給品をたくさん目にすると思います。
実例見学会では、そんな施主支給したものが実際に置いてあったりしますし、このハウスメーカーではこんな所も支給品が使えるんだ!と知ることができるので、自分たちのこだわりたいポイントもきっと見つかるはずです。
私たちも実例見学会に何度も参加して、アクセントクロスや、オプションで使うことのできる建具などがかなり参考になりました!
モデルハウスのここに注目!
実際に私たちがモデルハウスや実例見学会を見学した時に、こんなところに注目しながら見学したよ!というポイントを紹介していきたいと思います。
玄関の広さ・収納
振り返ってみて、結構参考になったのが玄関の広さや玄関収納を見たことです。
実際に間取りを決めていく打ち合わせの中で、建物の広さをコンパクトにしたいと思った時に、玄関をどのくらいの広さにするのか…という問題にぶつかりました。
リビングなどの居室と比べると玄関はそこまで大きくしたい!という空間ではなかったものの、ほとんど毎日使う空間なので、狭すぎると生活がしづらく大きな後悔ポイントになってしまいます。
そんな時に、モデルハウスのサイズ感を覚えていると『あれくらいの大きさでいいよね!』という話をすることが出来たり、『収納はココよりも大きくしたいな…』と具体的な大きさのイメージを共有しながら話を進めることが出来ました。
特に、玄関の収納をシューズインクローゼットにするのか下駄箱にするのかを悩んだ時にも、こんな動線でこれくらいの収納量が欲しい…という話になり、収納量を考えた結果下駄箱を採用することになりました。
(また別の機会に玄関収納のことも書いていきたいと思っています…☆)
床材の種類
続いて家づくりの中で、とても重要になってくる床材。
床材が変わると家の雰囲気も全く違うものになります。
私たちも床材を決めるまで相当悩みましたが、決定する時にもモデルハウスで見た印象がとても大きく影響しました。
床材はハウスメーカーによって標準仕様が異なると思いますが、色々な床材が存在しますよね。
フローリングにするのか、無垢床にするのか、突板にするのか…
それぞれに色味のバリエーションもあるので、かなり悩みます。
濃いめの色で重厚感のある感じにするのか、ホワイト系で明るい雰囲気にするのか…選ぶものによって家具のテイストや採用する壁紙も大きく変わってきます。
床材を決めたけど、思っていたのと違う!となっても、後々交換するのは難しいですし、後悔したくないですよね。
モデルハウスや実例見学会では、そんな床材も実物を見ることが出来ますし、内装の全体の雰囲気も見つつ、どんな感じにしたいのか一般住宅サイズのモデルハウスで見ることでよりイメージしやすくなります。
無垢床や、無垢材を使用した突板では日焼けや経年変化による色の変化を楽しむことが出来ますが、モデルハウスや実例見学会では日の当たり方や家具の置き方などを参考にしながら、自分の家ではどんな窓の配置・家具の配置にしようかな…などと考える参考になります。
ゆん家では、オークの無垢の突板を採用したのですが、実際の写真や採用するに至った経緯は後々書いていきます。
各部屋の広さ
今後、自分の家を作って行くときに特に参考になるのがそれぞれの部屋の広さです。
図面上で、子ども部屋は5帖で…脱衣所は2帖で…と見ても、いまいちピンときませんよね。
だからといって全て大きめに作っていては、いくら予算があっても足りません。
本当に必要な広さはどれくらいなのか、モデルハウスで体感してください。
私たちも子ども部屋をどれくらの広さにするか悩んだ時に、当初は最低でも6帖は欲しいと考えていたのですが、実際にモデルハウスや実例見学会で部屋の大きさを確認すると意外とこれくらいの大きさでも大丈夫そう!ということになりました。
モデルハウスの中にはベッドや勉強机なども置いてくれているところもあるので、そういったところで実際に体感をするとよりわかりやすいです。
また脱衣所や洗面所も、必要な大きさは人によって感じ方が違うので、モデルハウスや実例見学会に行くと自分たちはもっと広めに空間を取りたいな…と思うことがあったり、これくらいでも全然広いじゃん!なんてこともあると思います。
脱衣所や洗面所も毎日使う空間ですから、使いやすく無駄のない広さを選びたいですよね。
また、洗面台なども参考になります。
洗面台ひとつとっても、どんな洗面台を採用するかで全く雰囲気や使い勝手が変わってきます。
私たちは洗面台にもこだわって選んだのですが、これもやはりモデルハウスで素敵な空間を見て、真似したい!と思うものに出会ったからです。
その他
梁現しの見え方
モデルハウスで見た時にとても素敵だったので、私たちも絶対に採用したい!ということになったのですが…
単に梁現しにする、と言っても梁をどれくらい見えるようにするのか・木材をどの方向に入れるのか、どのくらいの太さの梁にするのか、どの範囲で梁現しにするのか…など考えることや決めることはたくさんありました。
モデルハウスを見学するようになってから、私たちが絶対に採用したかった仕様がリビングの梁を梁現しにしたいということでした。
そんな時に、同じように梁現しを採用しているモデルハウスや実例見学会に参加したことで、どんな雰囲気になるのか、どれが自分たちの理想に近いのかを考えやすかったです!
梁現しなど、標準仕様ではないけれど採用したいものがあるならば同じような設備や仕様を採用しているモデルハウスに足を運んで、見てみると良いと思います。
アイアンの階段
もうひとつ、私たちが採用したものにアイアンの階段があります。
当初はそこまで階段にこだわりはなかったのですが、モデルハウスで採用しているお家を見て、後から変更できるものではないことと、アイアンの階段にすることで家の雰囲気がガラッと変わることに魅了を感じて採用することにしました。
完全にオプションになるので、絶対に失敗はしたくない。
SNSでも調べたりはしましたが、やはり実物を見ると、どんなデザインにしているのか、部屋のどの位置につけているのか…などなど参考になりました!
まとめ
住宅展示場のモデルハウスだけではなく、分譲地型のモデルハウスや実例見学会のように一般住宅サイズの家を見ることで、実物を目の前にしながら体験・体感できるとこが大きなポイントです。
標準仕様のものは勿論のこと、自分の選んだハウスメーカーの得意な施工・テイストを知ることが出来る他、それぞれの採用するもので家全体がどのような雰囲気になるのかを知ることができます。
良いなと思ったところ、サイズ感やスケール感を覚えておきたい場所があれば、写真などに収めておくと、後々自分たちの打ち合わせが始まった時に、思い返して参考にすることができます。
最初はイメージや理想が何もなくても、色々なモデルハウスや実例見学会に参加する中で、自分の好きな雰囲気のものに出会ったり、自分たちも採用したい設備・仕様などにも出会えるいいきっかけにもなります。
それと同時に、本当に必要な広さはどれくらいなのかについても考える指標にもなります。
ぜひ皆さんもモデルハウスや実例見学会に足を運んで、検討するきっかけにしてください!

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