爪噛み・指舐め防止マニュキュア【かむピタ】は本当に効果があるのか?5歳に使ってみた

購入品レビュー

先日、子どもの定期健診のために歯医者へ行ったときのこと

上下の歯の嚙み合わせが深いので、これは過蓋咬合ですね

と言われてしまいました。

過蓋・・・咬合・・・?

過蓋咬合(かがいこうごう)とは、噛み合わせが深すぎて、上の歯が下の歯を過度に覆っている状態のこと

正常な噛み合わせでは、上の前歯は下の前歯の3分の1~4分の1程度を覆っている状態ですが、それ以外下の前歯が隠れている状態を過蓋咬合というようです。

歯並びは悪くなかったから、全然気にしてなかった・・・!

過蓋咬合の原因としては、

  • 指しゃぶりや、口呼吸、頬杖などの口周りの癖がある
  • 顎の成長のバランスが悪い
  • 遺伝的な要因

など色々な原因が考えられます。

我が子の場合、考えられる要因としては

  • 慢性鼻炎で鼻が詰まり、口呼吸になっていることが多い
  • 指を口の中に入れていることが多く、癖になっている

ということが考えられます。

では、

過蓋咬合では何がいけないの?

というと・・・

  • 顎関節症のリスクが増える
  • 歯の損傷に繋がる可能性がある
  • 歯周病のリスクが高まる
  • 咀嚼機能が低下する
  • エラが張るなど、輪郭に影響を及ぼす可能性がある

など、見た目の問題だけではなく、歯や顎の健康に悪影響を及ぼす可能性があるらしいです。

過蓋咬合の人の場合、80歳で20本以上の歯を残す割合は、正常な歯並びの人に比べて低い傾向があります。

過蓋咬合の人は約26%で、正常な歯並びの人は57%

過蓋咬合って、老後の歯の健康にもそんなに影響があるんだ!

指舐めや口呼吸などの癖は、早めに治してあげてくださいね

・・・ということがあったのです。

指舐め、指しゃぶりをする意味とは

指舐めや指しゃぶりと聞くと、マイナスなイメージばかり思い浮かぶかもしれませんが、発達段階や状況によって意味が変わってきます。

赤ちゃんにとっては大切な経験

赤ちゃんが指をなめたり、指をしゃぶったりすることは発達にとって、とても大切なことです。

赤ちゃんが指をなめることは、安心感や心地よさに繋がるだけではなく、自分の体を認識することへ繋がったり感触を確かめたりする立派な遊びです。

また精神面だけではなく、口や手の動きを促す作用もあるので、発達面においても良い影響があります。

乳歯が生えるような時期になると、歯が生えてくるときに痒みがあったり不快感があったりするので、それを和らげようとして指をしゃぶることもあります。

その場合は、歯固めなどのおもちゃを使うこともあります。

赤ちゃんにとって、指しゃぶりはとても大切な経験。発達面においても正常な反応なので、無理にやめさせる必要はありません。

では、幼児にとってはどうでしょう。

不安を和らげる効果がある 一方で習慣化している可能性も

赤ちゃんの指しゃぶりと同様に、幼児の指しゃぶりにも色々な意味があります。

まず1つ目として、新しい環境や落ち着かない環境のときに、指しゃぶりをして気持ちを落ち着かせようと、不安やストレスを解消しようとする行為として。

そして2つ目としては、寂しいときや退屈なときに気持ちを紛らわせようとしている場合。

3つ目は、習慣化していてなかなか辞められなくなっている場合があります。

不安を紛らわせようとしていることや、退屈な時に指をくわえたりしているということは我が子を見ていても分かっていたので様子を見守ることがあったり、さりげなく声をかけたりしながらやめられるようにしてきました。

退屈そうにしているときは、遊びを提案してみたり、「どうしたの?」と何か心理的な原因があるのか聞いてみたりしていましたが、なかなかやめられるような兆しはありません・・・。

5歳を超えて、歯医者でも指摘されるようにもなり、いよいよ歯の健康にも影響が出始めた・・・

もう少し、本人が自分で指舐めについて意識できるようにした方がいいかもしれない!

ということで購入してみました・・・

爪噛み防止マニュキュア かむピタ プラス

今回購入してみたのは、爪噛み防止マニュキュアの【かむピタ プラス】

見た目はマニュキュアそのもの。

かむピタ プラスは3歳~を目安に

何歳ころから使えるのかというと、だいたい3~4歳以上から。

マニュキュアの中に、オーガニックな植物由来の苦味成分を配合しているらしいのですが、その苦味を感じられるような味覚が完成するのがだいたい3~4歳程度と言われています。

爪に塗っても、苦味が感じられずに使用しては意味がありません。

体に悪影響があるわけではないので、3歳以下でも使用することはできますが、しっかりと苦味が感じられるような味覚や年齢になってからの使用が推奨されています。

子どもにきちんと話をしてから、使用開始

今回、初めての使用なので事前に子どもと話をしてから使用してみることにしました。

  • 指を舐めることで、色々なばい菌が体に入ってしまうこと
  • 歯並びなどの健康に影響が出ていること
  • 習慣になってしまって、なかなか自分の意志だけでやめるのが難しくなっていること

最初は、

苦いお薬かぁ・・・大丈夫かな・・・

と少し心配そうではありましたが、一度試しに塗ってみることに。

簡単に塗れて、匂いもきつくない

使用方法はとても簡単。

マニュキュアと同じように爪に塗るだけ。

さらっとしていて、塗りやすかったです。

塗っているときの匂いも、マニュキュアのようなツンとする匂いはなく子どもでも大丈夫でした。

多少の光沢感はあるが、速乾性もありすぐ乾く

右側が塗った方。

光沢感はありますが、薄塗りでも十分そうなのでそこまで違和感はありません。

通常のマニュキュアのように乾くまで時間がかかるのは大変だな・・・と思いましたが、1分程度で完全に乾くとのこと。

実際に塗った直後でも、べたべたと手につくような感じは全くなく、すぐに乾きました!

効果は1日ほど アルコールウエットシートなどで簡単に落とせる

一度塗ったマニュキュアは1日ほど効果が持続するそうです。

実際に手洗いを何度かしても取れる様子はなし。

どうしても落としたい場合には、アルコール配合のウエットシートなどで拭き取ることで簡単に落とすことができるようです。

実際の子どもの反応は

塗ってしばらくは、爪のつやつやとして触り心地でいつもと違うことを意識していたので、指を舐めずに過ごしていました。

が・・・、テレビを見てリラックスしている最中に、いつものようにおもむろに指を口に・・・。

あ・・・にが・・・

思わず二度見した息子。

私の方を向いて、舐めちゃった・・・と笑っていました(笑)

かむピタを塗っていたことをすっかり忘れて指をくわえてしまいましたが、苦味を感じてハッ・・・と気づいたようです。

すかさず、

自分で気づけたね!

褒める声がけをしました。

舐めてしまったことで、少し気まずそうにしていた息子でしたが、自分で(実際は苦かったことで)指なめをしていたことに気づけたことで、ちょっぴり自信になったようです。

何度か舐めてしまっても、その都度褒める

その後も習慣化してしまったことは一度で治せるはずもなく、何度か無意識のうちに指をくわえては

また舐めちゃった!

と言っていましたが、その度に

自分で気づけたなんてすごいじゃん!

と褒めまくる。

本人は苦くてちょっぴり嫌かもしれませんが、自分で気づけたという事実をきちんと認めてあげて、褒めることが大切だと思いました。

普段は

口に入れないよ!

と注意するような声がけになってしまいがちでしたが、かむピタを塗ったことで大人が指摘しなくても自分で気づけるので、結果的に

自分でやめられたね!えらいね!

と肯定的な声がけをすることができるようになり、こちらとしても気持ちが楽になりました。

何度か繰り返すと舐めたら苦い、ということがなんとなく意識づくようで、かむピタ初日にして明らかに指舐めの回数が減りました。

今日は全然お口に指入れてないんじゃない?

うん!

と、本人も嬉しそうにしていたのが私も嬉しかったです。

苦味は舐めるとすぐに感じる 口の中に残る感じも

苦味ってどのくらいなんだろう・・・

と気になったので、私も試しに舐めてみました。

爪に塗って舐めてみると、舐めた直後からすぐに苦味を感じる。

最初はかなり濃いめの緑茶のような苦味?のような感じでしたが、舌に残った苦味が割と持続する・・・。

この苦味を耐えてでも指を舐めよう、とはならないな!

しばらくすると、口の中に残った苦味も消えましたが、また舐めたいとは到底思えないので、これは効果があるのも納得です。

繰り返し苦味を感じることで、かえってストレスになってしまう場合もあるようなので、使用する際には無理をせずお子さんの様子をきちんとみてあげましょう。

かむピタの良かったところ

実際に使用してみて良かったところをまとめてみました。

子どもが自分で気づくきっかけに

習慣化してしまっている指しゃぶりや爪噛みは、自分で気づいて治そうと思ってもなかなか難しいもの。

何度も注意されるのも、注意する側も嫌になってしまいますが、かむピタを塗ったことで指を舐めるとすぐに苦味を感じ、自分で舐めてしまっていたことに気づくことができます。

それまでは注意されて気づいていたこと、注意されなければ気づけていなかったときにでも、自分で気づくことができるようになったということが良かったと思います。

体に害のないオーガニック成分

マニュキュアタイプ、と聞くと体に悪いものは入っていないのだろうか・・・舐めても大丈夫なのかな・・・と思いますが、日本製のオーガニックな成分のみを使用しているというのも安心ポイント。

レモン果実エキスやゴボウ根エキス、オランダガラシエキスなどの植物由来の成分を配合しているほか、人体に影響のない安息香酸デナトニウムという成分で構成されているそうです。

体に害はないものの、しっかりと感じる苦味できちんと効果も発揮されそうです。

無色、速乾性もあり使いやすい

マニュキュアタイプなので、多少の光沢感はありますが無色透明なので保育園や小学校の間にも使えそうです。

小さな子どもだとマニュキュアが乾くまで待っていられない・・・という場合にも1分ほどで乾くので、扱いやすくて使いやすいところもよかったです。

手洗いなどをしても落ちずに、約1日効果が持続する一方でアルコールウエットシートや消毒液などで拭き取ることでかんたんに落とすことができるというのも使いやすいと思いました。

まとめ

「注意してもまた指をしゃぶってる・・・」そんな悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。

私も、最初は声がけをしながら様子を見守っていましたが、だんだんと歯並びにも影響が出てきたことで、そろそろ本当に辞めさせなければ・・・!と悩んでいました。

習慣化してしまっている癖は、簡単に治すことができず「いつも注意してばっかりだな・・・」と私自身も反省していたのですが、かむピタを使ったことで自分自身で癖に気づくことができるようになりました。

オーガニックな成分で出来ているので体に無害ではありますが、子どもがしっかりと苦味を感じられるように出来ていることで、習慣化してしまっているような場合にでも効果が発揮されると思いました。

苦味があるぶん、お子さんによってはかえってストレスになってしまうような場合もあるので、無理をさせることはできませんが、今のところスムーズに指舐めを卒業できそうな気がしています。

指しゃぶりは、子どもが安心感を得るための自然な行動・・・とはいえ、成長とともに気になってくるのも親心。

無理にやめさせようとするのではなく、今回ご紹介したような【かむピタ】などのアイテムを使うのもひとつの手段です。

お子さんのペースを大切にしながら、焦らず取り組んでいきましょう。

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